体育教師 in 禁断のS女子高校

                                      
作:フレッド

 第1話

俺は佐藤啓太。昨年の春に大学を卒業した後、晴れて高校の体育教師になった。
勤務先は私立のS女子高校。実は、第一希望だった共学の公立高校への就職は
残念ながらできなかった俺。しかし、教師であることには変わりないので、この女子
高で頑張り、
俗に言う“熱血教師”を目指そうと心に誓ったのだ。少なくとも、あの女子生徒達に
会うまでは・・・。

初の授業に挑んだあの日の事を俺は鮮明に覚えている。俺はスーツからジャージに着
替え、
35名の生徒達が待っている体育館へ少し緊張しながら向かった。
当時、俺は新人ということで担任するクラスは持たず、代わりに生活指導部に所属し
ていた為、
この時が生徒達との初顔合わせだった。体育館には彼女達が立ち話をしながら待って
いた。
体育館という広いスペースにも関わらず、“女子”の匂いがあたり一面を漂ってい
た。
男子校の高校と男子学生が圧倒的に多かった体育会系の大学を卒業した俺にとって、

この“女子の世界”はとても新鮮であり、また、異様でもあった。まだ慣れていない
この“空気”に
飲み込まれないようにと、俺は気を引き締めた。
ピーーーーー!
「はい!みんな集合!」
俺は笛を鳴らした後、意識して大きい低い声で言った。ジャージ姿の彼女達が俺の前
に集まって来た。
相変わらず少し緊張しながらも平静を装いつつ、俺は簡単に自己紹介を始めた。
そして、数十名の若い女生徒達の注目を一斉に浴びていることに対し急に意識し始め
た俺は、
なんとも言えない感情を抱き始めた。俺は興奮していたのだ。俺は気を落ち着かせよ
うと努めた。
そして、そのまま俺は出欠確認を行った。“マッチョ”をアピールするかのように虚
勢を張って、
俺は大きい低い声で彼女達の名目を読み上げた。出欠をとりながら、名前と顔を確認
しながらも、
俺の視線は彼女達の胸にも無意識にチラっと行っていた。そこには新鮮な果実のよう
な胸の膨らみがあった。
俺の胸が高鳴った。それは性的興奮だった。理性で抑えようとしても抑え切れない生
理現象だった。
俺は自分の股間が熱くなっていくのが分かった。勃起したのだ。俺は一瞬焦った。し
かし、
俺の下着はいつもビキニで、常にペニスを上向きに収納していたので、
勃起しても股間に“天狗の鼻”を作る危険性は無かった。しかし、それでも天に向
かって垂直線に
勃起したペニスの形は、俺の薄い生地のジャージに浮き出ていたようで、一人の生徒
がヒソヒソ声で、
「先生のジャージ、ピチピチだよね。あと先生のアソコ、でかいよね」
と、誰かに言ったのを俺は聞き逃さなかった。そしてクスクスという笑い声も聞こえ
た。
俺は気付いていない振りをして授業を進めようとした。
「それでは、今日の授業ですが・・・」
俺が今日の授業の内容を話そうとすると、生徒のA子が唐突に言った。
「先生!護身術を教えてください!」
すると、他の生徒達がどっと笑い出した。俺はA子の発言に驚いた。そんなA子の
とっぴな発言に
失笑する生徒もいれば、A子のその発言にウケながらもその提案にうなずく生徒もい
た。
いや、大多数はA子の提案に賛成していた。生徒達によると、日が暮れた頃になると
学校の周辺に
変質者が出没し、被害に遭う生徒が急激に増えたらしいのだ。高校と大学でレスリン
グの選手を
していた格闘技好きの俺は、生徒達に向かってマジメに答えた。
「はい。いいですかー。なるべく、一人で夜道を歩かないように。これ基本です。
女性、子供の夜の一人歩きは特に危険です。それでも、もし人通りが無い夜道を
一人で歩かなくてはいけない状況になり、万が一、変質者に襲われたら、取り乱さ
ず、
不意を突いて相手の目を指で突く。そして、相手の脛を思いっきり蹴る。
そして、走って逃げる。そして・・・」
俺が話を進めようとすると、A子が言った。
「先生!実演してくれませんか?あたしが、被害者の役をするので、先生は変質者の
役をしてください!」
再び他の生徒達がどっと笑い出した。俺はピエロにされているような気分になった
が、
こんなことで怖気づいては男が廃ると思い、A子と実演することにした。
他の生徒達が体育座りで見守るなか、俺は手取り足取り説明しながらA子とデモンス
トレーションを始めた。
まるでお遊戯のようなデモンストレーションだった。A子は決して太ってはいない
が、
ふくよかな胸と笑顔がとても印象的な生徒だった。正面からスローモーションでA子
に襲う振りをする俺。
そして、右手の指で俺の目を突く振りをするA子。“やられた”と両手で目を押さえ
る俺。
そして、俺の右の脛を蹴る振りをするA子。“やられた”と脛を両手で押さえる俺。

マジメに演技している俺とは対照的に、A子と見学している生徒達は大爆笑してい
た。
それでも、俺はこれで“生徒達との距離が縮めば本望”だと思っていたのでそれほど
気にしなかった。
すると、A子が言った。
「でも先生。本当は脛より金玉を蹴ったほうがより効果的ですよね?」
再び大爆笑する生徒達。俺は“金玉”という言葉を恥じらいも無くこんな簡単に使う
A子に驚いた。
しかし、俺もいつまでも慄いている訳にはいかなかった。俺はオープン教師を気取っ
て言った。
「もちろん睾丸も急所。睾丸をまともに蹴られたら、どんなに体を鍛えた男でも悶絶
す・・・」
話を続けようとする俺に、隣に立っているA子が俺の股間の膨らみを指差しながらこ
う言った。
「先生もこの金玉を蹴られると悶絶しますか?」
<つづく>

 投稿の目次





体育教師 in 禁断のS女子高校