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九輪君の場合・完結編 (11)
作:れいのっく
「あっ――あぁ――っ……ひぇ……ひぇん……ふぁい……っ」
ヘルメットを脱がされ、口からギャグボールを外されても、澪はろくにしゃべることも
できなかった。
唸りを上げ続けるバイブレーターが執拗な快楽を股間に食い込ませ、意識を泥のような
官能の深みに引きずり込んでいる。喘ぎに混じり途切れ途切れの声を発するものの、ろれ
つが回らず満足に言葉をつなげない。映像ではない間近で見る九輪の痴態に、とろんと濁
った目の奥にぎらつく欲情の光が宿る。
「ひぇ……んふぁい……ひぁっ!? いゃぁぁぁ……っ」
「うふふ、可愛いー♪ 気持ちよすぎて声も出ないのー?」
キョウコやミナコと一緒に澪を背後から抱きかかえ、マコが楽しそうに耳元で囁いた。
彼女の手は澪の股間に伸び、慣れた手つきでバイブを出し入れして澪を悶えさせている。
生き物のように震動する器具をクリトリスに押し付けてやると、澪は悲鳴を上げて面白い
ほど悶絶した。
「ひぁぁぁぁっ!? ぁひぃぃぃぃぃっ!」
「ふふん、面白ーい♪ 敏感なんだからー、もー。これでどうだー、うりうり」
「ひぃ――ひゃめ……ひゃめひぇ――ぃぁぁぁぁっ!?」
どれだけもがいても、澪は三人の手から逃れることは出来なかった。広げられた両足は
上半身側に高く持ち上げられ、それぞれの手首と足首を手錠でつながれている。薬と快楽
責めで意識は朦朧とし、秘唇もアヌスも全てさらけ出しあられもない姿を見せる彼女に、
普段の強気な印象は残っていなかった。
運ばれてきたその姿に、千紗は少しだけ笑みをもらした。
いくら九輪とともに鍛錬していても、こうなってはやはり一人の弱い女だ。自分と変わ
らない。
それなのに、この子は。こんなに弱いくせに、九輪を独占したりして。
許せなかった。この子には自分がただの無力な女であることを、九輪にはそんな彼女を
選んだことを、この二人には身を持って教えてやらなきゃいけない。
どさりと、澪は無造作に九輪の横に投げ出された。途切れ途切れの彼女の声は耳に入っ
ているのだろうが、半ば失神している九輪は気付く様子もない。愛する人の前でバイブに
身を貫かれ、澪は恥じらいもなくよがり狂う。
その彼女の元に、綾がかがみ込んだ。今、挿さっているものより更に一回り大きなバイ
ブを手にし、澪の股間から震動するバイブを抜き取る。
「あっ……あぁ――」
彼女の手にしたその器具を目にし、澪の目に恐怖と――かすかな歓喜が浮かんだ。
「やぁ……ひゃめてぇ――そんなの、ボク……ボク、おひゃしく、なっしゃう……っ」
ろれつの回らない声で懇願する彼女を無視し、綾はバイブを無造作に挿入した。電源は
入っていない。極太の剛直がぬちぬちと秘唇を押し広げ、澪はよだれを垂らし恍惚とした
表情で淫靡な呻きを上げる。
その上から、少女達に抱えられた九輪が覆い被さった。
「あぁ……しぇんぱい――」
鼻を鳴らして甘い声を出し、放心した九輪に頬擦りする。しかし屹立する彼の剛直がア
ヌスにあてがわれると、その声は途端に引きつった。
「いぁ――いゃぁぁ……らめぇ、そこは……! はぁ――っ!?」
暴れようとする彼女を、四方から伸びた手が押さえ込んだ。すぐにぐったりと抵抗をや
め、澪はぎゅっと目をつぶって九輪を待つ。
すり込まれた催淫剤のせいで、澪の菊座も疼きが止まらなくなっていた。少女たちもそ
れを知ってか、秘唇は執拗に責めなぶるくせにアヌスには手を触れようとしない。治まら
ない疼きは徐々に澪の中で高ぶりを増し、今や耐え難いほどの情欲となって燃え盛り彼女
を苦しめている。
強烈な欲望が、理性も恐怖も嫌悪も全てを吹き飛ばす。肛門に触れる亀頭の感触に身を
びくんと反らせ、澪はあられもなく嬌声を放ち九輪を受け入れた。
粘膜をぬちぬちとかき分け、九輪はゆっくりと澪の中に埋没した。押し込まれる怒張に、
強烈な締め付けに、二人はつながったままで身を痙攣させ喘ぎと呻きをまき散らす。
「くすっ……お似合いよ、二人とも……」
背後から九輪を抱きすくめ、千紗が彼の菊座にペニバンをあてがった。尻肉を強引に押
し開き、唾液とローションでたっぷりと濡れた先端を粘膜に沈め、ずぶずぶとアヌスに突
き立ててゆく。
「ふぐっ……!」
突き立てられた剛直は、綾のものよりも一回り太い。強烈な異物感に九輪の口から悲鳴
がもれる。千紗は笑みを浮かべながらそれを見下ろし、腰を鷲づかみにして弛緩したアヌ
スにゆっくりとペニバンを埋め込んでいった。
「ぁぁ……ぁぁ……っ」
太い剛直がアヌスを満たし前立腺を圧迫し、連動するようにペニスを膨張させる。自分
のお尻の中で膨らみ硬度を増していく九輪の感触に、千紗は苦痛と愉悦の混じった喘ぎを
響かせる。
「ふふ……入っちゃった……」
ぴったりと身を密着させ、千紗は婉然と笑った。ベッドの上で三人の体が折り重なり、
剛直の連鎖で腰は完全に固定されピクリとも動かない。
腰を動かし、千紗は律動を開始した。
「あぁぁぁぁぁぁぁんっ! ぁぁぁぁぁっ!? あぁぁぁっ! ぁ……ぁぁぁんっ!」
「がぁ――っ!? かはっ、あぁぁぁ――っ! ぁがぁぁぁ……っ」
腰がぶつかる震動でペニスが震え、澪のアヌスを強引にかき回す。密着した肉棒と肉穴
が複雑に絡み合い、激しく擦れ合い、腰を中心に互いの体に快楽の火花を飛び散らす。
「あら、やっぱり恋人同士のセックスは違うわね。応援してあげたくなっちゃうわ……ほ
ら、もっと気持ち良くなりなさい?」
そこに、綾がリモコンのスイッチを入れた。
「――――ッ!?」
「…………ッ!?」
二人の声もない悲鳴が重なった。
リモコン操作で命を与えられた極太のバイブが、澪の秘唇の中で唸りを上げていた。細
かく震動しながらぐねぐねと動き回り、澪の中をめちゃめちゃにかき回す。その反動で澪
の筋肉は激しく収縮し――引きちぎらんばかりの力で、括約筋が九輪を締め上げた。
「ふふ……うふふ……あははははっ……! 本当、お似合いよ二人とも! 二度と離れら
れないようにしてあげるわ……!」
声を立てて笑いながら、千紗はなおも腰を打ち振って九輪を犯し続けた。圧縮し、吸引
するような澪の肛門に呑まれ、彼はびくんと身を震わせ絶頂を迎える。激しく収縮してさ
らに強く絞り上げ、澪もその情動に答える。
力なくうなだれた九輪の顔に必死で首を伸ばし、彼女は貪るように彼の唇に吸い付いて
いた。相手が澪だと知ってか知らずか、九輪も朦朧とする意識の中で彼女と舌を絡ませる。
犯し、犯され、唇を重ねる恋人同士を、千紗は羨望の眼差しで見下ろしていた。二人の
間にはもうきっと、自分の入り込める隙間はない。どれだけ体の自由を奪い心を打ちのめ
したとしても、二人の間にあるものは壊すことができない――
なら、それでいい。
せいぜい二人が愛し合うための手助けをしてやるまでのことだ。
腰の動きを早め、千紗は更なる絶頂の高みへと二人をひきずり込んだ。
宴は、まだまだ始まったばかりだった。
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