天井に付いた店舗用のクーラーは効きがよく、30畳ほどの宴会場のなか俺は持ってきた週刊誌を見るふりをして女の子二人の
様子を窺った。
「へぇー、、こんな所でよくすぐ寝られるよねぇー、、、、」 「意外に快適っスよ、、、有線とかも聞けるし」
俺はまるで自分がオーナーのように有線のチャンネルをポップスに合わせた。いや、そうしないと心細かったのかもしれない。
いくら宴会場とはいえ20歳と22歳の女の子しか居ない空間は高一の俺をひどく不安にさせた。
「ね、、ね、、、なに読んでるの?」 ユンユが寝そべる俺に同じように寝そべりながら近づいてくる。
こうしてすぐ間近に女の子が寄り添う、という経験がなかった俺は時折触れる肩越しを妙に意識しながら週間マンガを彼女に見せた。看護士らしいほんのりとした匂いがエアコンに撹拌された空気と一緒に鼻をくすぐっていき、後ろで結った猫っ毛の柔らかそうな髪が彼女の背中でユラユラと流れていた。
週間ナンタラというマンガ紙にはだいたい水着のアイドルやらそのとき旬のグラビアアイドルが、たわわな巨乳をこれ見よがしに
ポーズをきめ表紙を彩っているものだった。
「やだ、、、こんなの読んでんの?」 「ち、、違うっスよ、、、中身はちゃんとしたマンガですよ、、、ほら」
「えっーー、、でも、すごい水着の写真付いてんじゃん」 「や、、やだな、、、、これは付録みたいなもんなんですよ、、、」
ユンユの動向を見ていたチャーちゃんもすぐ俺のそばまで来ると同じように週刊誌を覗き込む。
そして、突然、それは突然俺になんの前触れも、備えもなく問われた。
「聡くんってさ、、、ヤったことある?」 「やっ、、だ、、、チャーちゃん、、そんなこと聞いて、、、やだぁ」
俺はすぐチャーちゃんの顔を見たがそこには冗談じゃなくこっちは本気で聞いてんのよね、だからさ、あんたも正直に答えなさいよ
ね。さあ答えるのよ。今すぐ答えなさいよね。あんたには答える義務があるのよ。という真顔があった。
ユンユも表面的にはチャーちゃんの言ったことに嫌悪感を示しつつも、俺の答えを聞きたい、というような複雑な顔をしていた。
「え、、、あ、、、、、ああ、、、、アレですか?」 俺はその場をごまかすような物言いをした。
そうして三人はしばらく黙ったまま互いに口を閉ざした。妙にはっきりとエアコンの音が鳴り、外を走る車の音も聞こえてきた。
「高イチったらあるか、、、、、、今ってうちらん時よりもっと早いもんね」
チャーちゃんは今まで見たこともないエッチな顔で微笑みかけてきた。「い、、、いや、、、、まだ、、その、、、、ないです」
「えっーーー!うっそォ!まだ童貞なのォ!へぇー、、チェリー君なんだァ、、、やだぁー」
ユンユはわざとらしく驚いた声をあげつつ、しかし、すぐに女の子らしく口を両手で覆いながらチャーちゃんと目を合わせる。
やだぁー、と言うのが口癖の普段、どっちかといえば静かなユンユから童貞、という単語が発せられたのに俺の心臓は激しく鳴り打った。
店で忙しく立ち働く彼女達からは想像できないような内容の会話に俺はどうしていいか分からなかった。それでもこのまま沈黙してるのは嫌な感じがした。格好悪い気がした。
「で、、、でも、、、俺の友達なんかでもまだヤってない奴いま」 「あのさ、、、ナめたげよっか、、、、ね?」
フェラチオなるものをビデオや雑誌でしか見たことのない俺はナめる、というチャーちゃんから言われた言葉が頭を駆け回った。
昔のヤンキー気が蘇ったらしく、俺に喋る間を与えない勢いで色々なことをまくしたててきた。
俺の言葉を遮るようにチャーちゃんが言う。「い、、いやぁ、、、あの、、マズイですよ、、こん」 「ほら、、はやくズボン降ろしてみなよ」
「ちょっとさぁ、、チャー、、怖がってんじゃんこの子、、、」 「なに言ってんの、ユンユ、、、童貞なんか捨てた方いいんだってぇ!」
確かに俺は怖くなりその場から離れるようにトイレに向かおうと立ち上がった。二人の視線が俺を追ってくるのを感じる。
「あれぇー?やだぁー、、、大きくなってんじゃないのォ?、こんな話ししてたら興奮しちゃったかなァ?、、、起ってる起ってるぅ!」
「キャは、、やだぁ、、、チャーったらァ、、、、でもホントだぁ、、、盛り上がってるよ、、あははは!」
俺の下半身、アズキ色のまるで土管のようなユニフォームの中心がテントを張ったようになっている。
「いいからお姉さん達に見せてみなよぉ、、、あ、そうだ、、反抗したら店長達に休憩中、聡くんに襲われそうになりましたって、、、
言っちゃおっかな、、、、、うそうそ、、、嘘だよぉ、、、そんな泣きそうな顔しなァーい!あはは!」
高一の俺はこの世で最も恥ずかしい事を言われたように顔をまっ赤にさせていた。
普段、この店で一番年下の俺に優しい二人だったがこの時ばかりは意地悪な女の子に見えた。
チャーちゃんのことだからなぜか俺は本気で店長達に彼女がそう言うんじゃないかと思った。
助けを求めるようユンユを見るもこちらもまるで姉妹のようにチャーちゃんの横で寝転がりながら笑っている。
その手にはさっきまで読んでいた週刊誌のグラビアアイドルの写真が広げられていた。
俺はそのまま逃げるようにトイレに行き勃起したモノを静めるように時間を潰したが、考えれば考えるほど女の子達が言った
セリフが頭のなかを反芻していった。しかし、このままここでこうしてるわけにもいかず、俺はすぐに宴会場に戻った。
「どぉー?少しは収まったぁ?、、、ンフフ」 「チャーったらぁ、、イジメ過ぎだよォ、、、、、ってゆーか、まだ大っきいし、、やだぁ」
ユンユの顔はなにか不潔なモノを見るような苦い顔になっていたが、それでいて柔らかい笑顔に映った。
俺はなぜかその時、再びこの宴会場に腰を降ろして座る、ということが出来ず、ただ立ちつくしていた。
もしかしたら一階で休もうか、あるいは外に行きコンビニで時間を潰そうかと思ってたかもしれない。
とはいえ、勃起したことを彼女達に見られた、という事実は変わらず今さらこの場から逃げてもしょうがないな、とも思っていた。
「やだぁ、、ボーっと立っちゃってさ、、、、だいじょうぶだいじょうぶぅ、、なーんもしないからこっちおいで、、ほら」
「そうそう、、、、あはは、、、、ほら、、ここ、、、ここ」 ユンユが自分達の間の床をポンポンと叩く。
まるで飼い犬を呼びつけるかのような声。俺は二人の年上の女の子の言うままに、まるで操り人形のごとく彼女達の間に正座した。
「なんでなんでぇ?、、、なに正座してんのォ?」 「キャははは!、、なーーんかホント可愛いんだけどさァ」
正座することにより少しでも勃起したモノを彼女達の視界から遠ざけたい、という狙いが仇になったようだった。
意識すれば意識するほど固くなったモノに血流が集中していく気がした。
「ここさぁー、、、、撫でられるだけで気持ちいいんだよね、男の子って」 「やだぁ、、、チャーったら痴女みたいじゃーん」
不意にチャーちゃんが肘をついた寝た体勢で俺の張りつめたモノをユニフォーム越し、指でなぞっていく。
鋭くびくんと反応した俺の体に女の子達はビックリしていた。
「うわぁ、、、なんか超敏感だねぇ」 「なんか凄いよぉ、、、、さっきより凄いことなってるじゃァーん、、、あはは」
再びチャーちゃんの手が迫ってきたのを見た俺は彼女の手首を掴み抵抗した。その手首は折れそうなほど細くもろく感じた。
「ホント、、、やめてくださいよ、、そーゆうの」 俺はチャーちゃんの顔も見れず小声を出した。
「こらぁー、、、反抗しなーい!、、、ホント、、言いつけちゃうよ、、、いーの?ね?いーの?」
ユンユの方を見たけど僕に対する同情心はなく、そのとーり、そのとーり、というような愉快な顔をしてるだけだった。
「そーだよね、、言われたくないもんね、、、手は後ろにしてなよ、、、絶対抵抗しちゃダメだからね」
チャーちゃんの目はきつく締まり怒ってるようにも感じた。
「やだやだぁー、、、チャーってなんかエスっ気ない?、、、彼氏にもこんなことしてたりしてぇ、、、、」
「そんな訳ないじゃん!、、、ってゆーか基本マグロなんだよね、、、、あたしってさ、、年下だけだよ、、こんなんなるって」
「そうそう、、私もなんだぁ、、、、でもさ、、こうゆう童貞くんって反応おもしろいからさぁ、、、、なんかイタズラしちゃいたいのよねぇ」
ふと、壁に掛かった中国らしい派手な掛け時計が目に入った。時刻は2時38分でまだまだ休憩は終わりそうになかった。
俺は半ばどうでもよくなっていた。事実、モノを触られるのは恥ずかしさより気持ちよさの方が勝っていたし、高一で童貞ということ
にも自分自身嫌気がさしていた頃だった。
とはいえ、目下、一緒に働いているバイト仲間に性的に陵辱される、というのは決して心地いいことではなかった。
さらに普段、週末の夜ともなればサラリーマンやらOLで満席になるであろうこの畳み敷きの部屋で、このような淫靡なことが行われていること自体に高一の俺の頭の中はふっ飛びそうだった。
「どれどれぇ、、、、お、、見えてきた見えてきたぁ、、、すごーい、、ギンギンじゃん、、、ユンユぅ、、、見てみ、これ」
俺は正座したままズボンを膝まで降ろされ、男用パンツのチャックにあたる部分から飛び出たモノを二人にいじられた。
そのたびに激しい快感が体を貫き、上半身をよじらせた。
「なんか触ってるだけでイっちゃいそーだよね、、、、、、クンクン、、、すごい匂いするしィ、、、私、、先にナめていい?」
ユンユがそう言うと俺のモノに顔を近づけてきた。その直後、陰茎が温かい肉でなぞられたようなくすぐったい感触が支配した。
下を見るとユンユが舌を伸ばし肉棒に沿うよう這わせ、ときおり尿道にキスするよう吸いついている。
「いっぱい出てきたし、、、がまん汁、、、、、」 「もうさ、、一気にくわえちゃいなよ、、、ほら、、動いちゃダメだよ」
やがて卑猥な音と共に強烈な快感がモノ全体を覆っていった。ユンユの頭が上下に動き、それと一緒に猫っ毛の髪も揺れていた。
その猫っ毛のポニーテールを見てると気がおかしくなりそうだったので俺は目をつむり歯をくいしばり襲いくる快感を耐え続けた。
「あはは!ちょっとさ、、、うけるんだけど!超がまんしてるしィ!、、、、あのさ、、立ってみ」
チャーが面白そうに俺の顔を見ながらそう言った。俺は後ろに手を回したまま言われた通りに立ち上がった。
この時点でパンツは降ろされ、下半身はなにも履いてない状態だった。
謎の中華料理屋の二階宴会場、俺は下半身裸のまま、やはり、女だらけのバイトに勤めたことを後悔していた、、、、、、、
続く