(ずっとシリーズ第4弾)
手枷足枷がベッドの四隅、包帯のような厚さで完全に男を拘束している。
男はイケメンではあったが口にギャグボールをかませられ、とめどないよだれと呻き声だけが漏れ、その面影はなかった。
彼女の感度が増すたび、膣内で柔らかい肉壁が男の棒を緩やかに締めつけていく。
エリカはその日、家から出ることさえ億劫に感じていた。このままこうしてペットと戯れていたい。
金を積んで手に入れた男の子を家に置いて映画の舞台挨拶だなんて。馬鹿らしい。
せっかくのオフの日、予定をキャンセルまでしてすることだろうか。イヤだ。絶対に行かない。行きたくない。
そんなの観たい奴だけ観ればいい。そもそも舞台挨拶にどれほどの客寄せ効果があるというのだろう。
オファーが来た時から乗り気の映画ではなかった。自分の気性とかけ離れた演技は過度のストレスを溜めていく。
そもそも自分は女優なのか歌手なのかモデルなのか。それすらも理解できぬままただ世間に翻弄され続ける毎日。
聞けば今日、あのくそむかつく先輩アナウンサーが司会をするらしい。ますますイヤだ。絶対行かない。
今の欲求不満のあたしがあの場に立てばどんなセリフを言うか自分でも怖くなる。相手が何を聞いてきてもあたしはこう言うだろう。
「別に、、、、、、、、」 「特にないです」 そしてその場が凍りつくに決まっている。マスコミの連中も黙っちゃいないだろう。
そしてその後あたしは後悔の思いに悩まされるハメになる。あんな事言うつもりじゃなかった、と。
でも、私にだってプライベートってもんがある。
ブぅぅぅぅぅぅ、、、、、、ブぅぅぅぅぅぅぅ、、、、、、、
また携帯のバイブが鳴る。男の上にまたがったまま携帯の液晶を見る。今野マネ。そう表記された携帯が鳴る。
今頃マネージャーの今野は血眼になって自分の事を探しているだろう。どうでもいい。どうだっていい。
なにもかも捨て私のことを誰も知らない海外に隠れたい。でも間近に迫ったコマーシャル撮影がそれを許さなかった。
端正な顔立ち。人はわたしのことをそう言う。人形みたいな顔。人形みたいな瞳。人形みたいな唇、、、、、、、、、、
でもわたしの中身は違う。わたしは人形じゃない。周りの女の子みたいに愛想よく笑えない。愛想よく振る舞えない。演技。
そう。演技してる時の方が自然になれる。ドラマや映画の撮影してるとき。その時の方が自然になれる。本当のわたし。
周りは言う。あれは演技だからね。ホントの彼女は違うよ。誰もわたしのことを分かってくれない。分かってなんかくれない。
下の男の顔を見る。男の懇願する声を聞きたい。私に許しを乞う声。誰でもいい。服従させたい。ふいにそう思った。
口にしたギャグボールを取ってやる。よだれでベトベトの拘束具。ベッドの下に放り投げた。
「プハッ!、、もう、、、もうイかせて、、、イかせてください、、、、エリカさまァっ!!、、、、、、、エ、、、エリカ様ぁぁァっ!!」
いつ頃からだろう。気づけばみんな私を様呼ばわりしている。そんな大きい態度なんてとってないつもりだったのに。
世間に刷り込まれたイメージ。私はそのイメージを演じ続けなければならない。それが女優業。理解はしている。それが私の仕事。
一見子供っぽく見える顔にもどこかフランス人形のような気品が漂う。人は私をそう言う。生意気そう。だから様呼ばわり。
「、、、お願いです、、エリカ様、、、、、そ、、そんな目で見ないで、、、、、、、もうダメ、、、イ、、イっちゃうよォッ!!」
金で買ったこの男の子にかける言葉が思い浮かばなかった。 そしてすぐ思いつく。 「勝手にイけば、、、、、?」
私の突き放すような言い方がなぜか男のモノをさらに堅くした。子宮にあたる亀頭が破裂しそうに堅い。
自分の性器、最も感じる箇所にペニスの先端が当たるよう腰を動かす。 「か、、、勝手にって、、、、そ、、、、そんな」
男の顔が苦痛に歪む。ゾクゾクした快感が肉体を包み込む。 「その代わり、、イったら分かってるよね?これ、、生だしさ」
結婚。突然そんな言葉が思い浮かんだ。できちゃった婚、、、、、、それもいいかもしれない。どうだっていい。誰だっていい。
結婚さえすれば今こうして私を取り囲む悩みも吹き飛ぶかもしれない。それまでは世間が作った女王様気分を味わおう。
私に取り憑いたイメージ。その通りの役を演じてみるのも一興だ。上からこうして男を見下ろしていると心が和む。
「ああっン、、、、、、、そ、、、そんな腰、、、、、、、、、うごかしたらっ!!、、、、、、、、、ほ、、ホント、、、、、ほんとにイっちゃうよっ!」
「そうなんだ」 「そ、、、そうなんだって、、」 「だからなに?、、出しちゃうって言うの?」 「そ、、そりゃ、、我慢できるわけ」
「だから勝手にイけば?」 「そ、、、そんな」 「ちゃんと責任とってよね」 「まっ、、、、待って!、、、、むりっ、、イっちゃう!」
言葉を交わすのがわずらわしい。あなたはただ私の欲求を満たしてくれればそれでいいの。
男がそこまで喋ったのを遮るように手の平で口を覆ってやった。ザラザラした無精ヒゲが手の平を流れる。
悶える男を見ながらサイドボードにあるタバコに手を伸ばす。男の堅い胸板がわたしの胸を潰していった。
くぐもった声が手の平を通して伝わってくる。こんなことでも興奮する男。ますます膣内で肉棒が肥大した。
どうせ私がイクことはない。どんな男でも私を満足させることなんて出来やしない。タバコに火を点け男の顔を睨みつける。
いつかチャラチャラしたアイドルと口論になった時もこんな目をしてたんだろう。自分でそう思う。
男は口を塞がれ悲痛なくぐもった声を漏らしたがそのまま腰を動かし続けた。得体の知れない興奮感が私を包み込んだ。
「ンンンっっーーーーー!!!!、、、、、、、、、、、、、、ンンンっーーーー!!」 「、、、、、、、、、、、、、、なぁに?」
男の声に耳を貸すつもりはない。構わず腰をふる。大きく煙を吸うとメンソールの心地いい香りが口内に広がった。
男の顔は我慢でまっ赤になり、やがてその引き締まった肉体は小さな痙攣から大きな躍動に変わった。
視線を反らすことなく男の顔を見続ける。まるで子供がおもらしをするような情けない顔。
私の指の間から男の激しい吐息が漏れる。 「ンフフ、、、どうしたの・・・?」 私がそう言った瞬間、男の体が跳ねた。
どうにもできない四岐も一緒に跳ねた。私の体も宙に浮く。
「ンンンンっっーーーーーーーーーっ!!!」 手の平に力を込め男の悲鳴を遮る。私も悲鳴を押し殺す。
一瞬だけ塊間見える男らしさ。わたしの腰を下から大きく突き上げる。思わず短い悲鳴が漏れた。「っ、、、、、、、アン」
膣内、子宮を突くように温かいモノが断続的に噴出されてるのがはっきり感じとれた。嗚咽にも似た男の声が部屋にこだました。
よく見ると目から涙まで流している。自分の目を正視できないのか強姦された女の子みたいに顔を横にそむけ視線をそらした。
苛立ち。怒りにも似た感情が沸き上がった。 「勝手に出しちゃったのね、、、、ナマなのに」
視線を反らす男を無理やり自分に向け睨んでやる。衰えかけた精液がまた勢いよく中で飛び出している。子宮が熱い。
身動きできない男に無条件反射のようにビンタを放っていた。でも、かけるべき言葉は見つからなかった。
ムゴムゴ、ムゴムゴ言葉にならない言い訳を手の平のなかで言っている。それを見てたらまたビンタを放っていた。
男の目からは涙の筋が流れている。本当に女の子みたいだった。私のなかではまだヒクヒクと肉棒が震えている。
「誰がイっていいって言った?」 「いひ、、、ごめん、、、、、、ぐすん、、、、、いひッ、、、、グスン」 「泣いてもダメ、、、、」
情けないったら。男の顔にタバコの灰を落としてやる。内で萎えたように思えた男のモノだったが時を置かず私は腰を振った。
さっきよりも悲鳴に近い男の声が手の平を通して伝わってきた。でも私には関係ない。ひねるよう乱暴に腰を動かした。
「やっ、、、、、、やめてっぇ!!!、、、、、、、、、、、お、、、おかしくなぅうううううう!!!」
今度はホントに苦しそうな顔で懇願してくる。射精した直後の敏感な肉の棒をわたしの肉に深く突き刺す。
私は無言で男の顔を舐めた。片手にタバコを持ったまま耳やら首元を舐め回した。そのたびにおかしな声をあげる男。
タバコを灰皿に押し付けるとそのまま四つん這いになって腰を振り続けた。今度ははっきり上から男の表情が見える。
液体同士の絡み合うものすごい音が聞こえてきた。この卑猥な音を聞いてると私の体は燃えるように熱くなる。
「どうせあなたも私をこんな女だと思ってるんでしょ?、、、そうなんでしょ?」 「エ、、、エリカ様ァっ!!、、、腰、、とめてぇ!」
自分の奥、肉の狭間で精液と愛液の混ざりあう音。燃えてく体。男の縛られた両手両足が引きつってるのが分かる。
男のガッチリした肩。そこに手を添え自分でも分かるくらい激しく腰をふる。わたしの動きに合わせベッドが鳴る。
こうして間近で快感に歪む顔を見てると本当に私自身の肉体で縛られた男を犯してる感覚が芽生えてきた。
「い、、、イったあと、、、そんな乱暴に腰うごかされたらァッ!!、、、ンあああっ!」 「馬っ鹿じゃないの、、そんな顔して」
私はほとんど暴力みたいに腰を動かした。自分でも笑えるほど下半身がうねっている。男の狂いそうな声が聞こえる。
ほとんどドラマのセリフみたいに私は問う。「なァァに?、、、どうしたのォ?、、、、どうしたのォ?、、、、、ほらァ、、どうしたのォ?」
男の悶える顔を見てるとますますイジメたくなる自分がいた。どうせ私はそうゆうイメージなんだ。女王様のイメージ。それでいい。
身を起こす。男の顔が遠のく。脚を一杯に広げると棒が子宮に当たってる気がした。
男の締まった腹に手を添え自分でも分かるほど激しく下半身をゆすった。広げた両脚も使って大きく腰をふる。
「いひァァ!、いハァっ!、、、も、、、もぅ、、勘弁してください」 私は無言のまま構わず腰をふった。意識的に膣に力を込めてやる。
肌と肌が擦れ合う音。ベッドが鳴る音。男の息使い。私の息使い。どれもが早くなっていく。
男は完全に泣いていた。涙を流しながら下から私を見る。それがとても可愛いらしい。可愛いらしいからイジメたくなる。
「ンっっぅ!!!、、、、、、、、ンああああっっ!!、、、、、、、ンくゥゥゥゥゥっ!!」 「なに?、、、、、、、、その顔」
ベッドの軋みのリズムが早くなる。途中、また膣に精液が噴射したが私は構わず腰を揺り動かし続けた。まるで暴力みたいに。
男の縛られた四岐は電気ショックを受けたみたいにピンと張り、狂ったみたいに声をあげた。それを見ながらまた激しく腰をふる。
わたしの腰は止まらない。止めてなんかあげない。もっと可愛い声でよがりなさい。もっと可愛い顔で泣きなさい。
どうせあなたも私を女王様みたいに思ってるんでしょ。気の強いわがままな女の子だと思ってるんでしょ。でも。
本当はテレビが怖くてしょうがない。世間の目が怖くてしょうがない。人気が落ちるのが怖くてしょうがない。
人と話すのが怖くてしょうがない。人から嫌われるのが怖くてしょうがない。自分がどう思われてるのか気になってしょうがない。
でも世間は違う。私を強くて生意気で頑固でひねくれ者の女の子だと思っている。本当は弱くて脆くって淋しがり屋で泣き虫なのに。
そう思ってると涙が溢れてきた。急に。なんでか知らないけど涙が溢れてきた。なんでだろう。自分でも不思議だった。
私の腰のリズムがゆっくりになる。 「あ、、あれ?、、、、、どうしたんですか?、、、エ、、、エリカ様?」
「、、、、、うるさい、、、、うるさいん、、、、だから、、、、」 とめどなく溢れる涙。誰からも理解されない辛い涙。
いつの間にか拘束された男にしがみついていた。その厚い胸板に頬をうずめていた。拘束された男に甘えていた。
今日やっぱり行こう。試写会に。私を待っててくれる人がいる場所に。そして。
世間の望み通り嫌われ者になってこよう。嫌われたっていい。疎まれたっていい。だって私は女優だもん。
金で買った男。でも人の温もりには変わらない。男の温もりには変わらない。こうして抱きついてると守られてる気がしてくる。
私がこの仕事を続けているうちはこうゆう日々が続くだろう、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、多分ずっと、、、、、、
おわり