峠                   (6) 

                                            作:テンちゃん  

 
                    (喧嘩上等特攻上等女は度胸唯我独尊 紅夜叉)
 
 
 
そう刺繍された長い特攻服が茶屋の壁、まるで展示品のようにライトアップされ、俺は放心の体でそれを見つめていた。
 
「ちゃんと立てる?、、、、ンフフ、、、、、、そんなやつれた顔して、、、、、、良かったわ、、、久しぶりの童貞くんは」
 
大雪リーダーが背後でそう言うとゾクゾクとした悪寒が走った。
結局あの後、連続5回ほど強制的に膣内で射精させられ、気を失ったところで小部屋から解放された。
夢かと思ったが逆レイプされた証として手首に縛られたベルトの跡がクッキリ残っている。
 
俺の精液をたっぷり吸い取った彼女の体は心なしか初め見た時よりつやつやとして、ただでさえ白い肌が透き通るような照りを
帯びている。
 
「知ってる?、、、女の子ってね、、、エッチすることでどんどん綺麗になっていくの、、アン、、思い出したらまた熱くなってきちゃった」
 
そう言いながら火照った顔で俺の股間をなぞった。
 
「ひっ、、、、も、、もうやめてください、、、、、もう、、、、もう、、、、お家に帰して、、、」  「ンフフ、、、、可愛いのね」
 
体が動かなかった。さっきされた思い出したくない陵辱が恐怖となって俺の体を震わした。
彼女は俺の頭を胸に抱くとさとすよう静かに言った。
 
「おびえてるの?、、、、あんな優しくしてあげたのに、、、、、、仔犬ちゃんみたいね、、ンフ、、、ほら、、、あれ、、、見てごらん」
 
彼女の視線を辿ると大広間で卓志さんが相変わらず激しい性的暴行を受けてるのが見えた。
さっきまで大声で抵抗していたはずの卓志さんはその気力もなくなったのか、今はただ大勢の女の子の辱めを受けるがままになっている。
 
「なんだよなんだよォ、、、もう降参かァ?」  「ちゃんと起たせろよなァ!後ろつかえてんだからさァ!」 「目ぇ開けろってッ!」
「アハハ!、、、こいつ失神してんじゃね?」 「んな訳ねーだろ!フリだよフリ、、、そーすれば助けてもらえると思ってさァ、、、、」
「ぷっはは!しかしさっきの逆マンぐり返し、、超うけたんだけどォ!自分の顔に射精しちゃってさァ、、変態なんじゃねー、こいつ」
「あー、ビールたんねぇ、、、、焼酎あったっけ?」 「もう、、こいつやる気あんのかよっ!、、こんなフニャちんでさァ、、、、」
「つぎ誰だっけぇ?」 「はぁいはぁい、、、あたしあたし!」 「えー!?、、あたしだよォ!」  「美貴はあとでしょー!?」
「違う違う!、、香奈のあと沙希じゃん、んで純とナッコしてユリッぺでしょ?、、、だからあたしだって」 「沙希は三回目でしょォ?」
「ふざけんなよテメーっ!、、、誰が三回もすんだよ」 「だから多分ユリッぺが多すぎるんだって」 「なんで?あたしまだ二回だよ」
「千夏はしたァ?」 「あたしはしたけど優美まだかもォ」 「そうそう、、、あたしまだ」 「うそつけ!テメーさっきしてただろーよ」
「あ!、、バレちゃったァ?」 「でも、、これ見てみ、、アズサが無理やり顔騎したから鼻折れちゃったんじゃねぇ?鼻血だして」
「出血、出血ぅ!」「いーからまわせまわせ、、、逆レイプだからさァ」 「もう誰でもいーからよォ、、ジャンジャンいけよォ」
 
生け贄。女達への捧げモノ。おんな祭り。集団逆レイプ祭。どの言葉もふさわしいほどこの場は異様な熱気を帯びている。
 
「おまたァ!、、、いやぁ、着込みに時間かかちゃってさァ!」  「うわァ、、やっぱ副隊長着ると似合いますぅ!かっこいい!」
 
伝統と格式か。黒い長ランみたいな特攻服を着た女の子が木刀を手に大広間に入ってくる。
その背中には金色の刺繍がしてあり、俺はさっき壁に展示されてた代物を思い出した。
 
                 (喧嘩上等特攻上等女は度胸唯我独尊 紅夜叉)
 
茶髪のポニーテールの副隊長は卓志さんの上に乗り、一度大きくその木刀で床を叩いた。
 
「よーーしっ、、、これからテメーめちゃくちゃに犯してやっからよォ!、、、簡単に死ぬんじゃねーぞ!」
 
副隊長はそう言いながら、ほとんど無理やり自分の中心に導いていく。
長い特攻服のなかは何も着てないみたいで、白く柔らかそうな女の子の肌が黒い生地に映えている。
 
「ほら、、ほらァ、、、、入ったよ!、、、ガンガン動いてやっからよォ!覚悟しろよテメー!」
 
大雪リーダーみたいな優しさを感じさせない激しい腰使い。そのたび、卓志さんの口から悲痛な呻き声があがった。
 
長ランの特質ゆえか。全然中の様子が分からなかったけど確実にこの女の子の内に卓志さんのいきり起ったモノが入ってるんだろうなぁ、と思った。
 
「おらっ!テメー!、、、、こいつは代々うちらに伝わってきたもんなんだよ!、、、、半端なイキ方すんじゃねーぞっ!」
 
騎乗位のまま木刀を何度も床に叩きつける副隊長はまるでロデオをしてるみたいだった。
 
「おらおらっ!、、、もっとちゃんと下から突いてみろよテメー!締まるか?締まんのかァ?こらっ!頭かち割るぞっ!、、、、」
 
でもその声はトーンが高く、この俺が聞いてもなんだか可愛いらしい感じがして全くドスが利いていない。
やっぱり、なるほど、俺はいま女の子だらけの集団の中にいるんだなぁ、ということが改めて感じ取れた。
 
「なんだよなんだよ、、ビクビクってさァ!、、、、、、まさかテメー、出してんじゃねーだろーなァ!、、、あたしん中によォ!」
 
「キャーははっ!、、、犯せ犯せぇ!」 「テメーまた中出しするつもりじゃねーだろーなァ?」 「もっと腰使ってくださァい、先輩」
「こいつもう抵抗しなくなったよねぇ!」 「手首足首グルグル巻きだもんっ!したくてもできねーって」 「写メ撮ったァ?」
「優美ィ、、こいつ気合いたんねーから顔騎してやんなよ!」  「あはは!ホーント、、、犯してるみたいじゃん?こーして見るとォ」
「伝説の卓志さぁーん、、、女の子一人満足にしてあげれないんですかァ?、、、あっーはは!」  「こいつイってんじゃねぇ?」
「ガンキ、、ガンキィ!、、あはは!優美ィ、口塞いじゃってぇ!」  「副隊長ォ、、こいつイったんですかァ?もしかして」  
「なんか全然わかんね、、、、、、、中でビクビクしてるみたいだけどォ、つか、ぜんぜん気持ちよくねーし」
「もっと気合い入れて起たろよなァ!」 「ぷっはは!こいつの顔見てみ!、、、情けない顔ォ!、、イっちゃったね、これは」
 
女の子をこれほど怖いと思ったことはなかった。俺のいるクラスなんかでも女子はだいたい男子の一歩後ろにいて、何か文句の
ある時でもヒソヒソと小声でつぶやいている。それが俺のなかの女の子だった。
 
「もっと近くで見よっか、、、、ほら、おいで」  「や、、、やです、、、、か、、勘弁してください」  「わがまま言わないの」
 
大雪リーダーは俺を大広間に連れていき、卓志さんのボロボロの姿を見せつけていく。
 
「あらあら、、、、、うちのメンバーにこんなされちゃって、、、、、、情けないわねぇ、、、、レディースなめてるからだよ」
 
彼女は卓志さんを覗くように上から眺め、ゆっくり腕を組むと不敵な笑みをこぼした。
すでに反抗する気力もないのか卓志さんは涙目で視線を反らしている。
 
「みんな、、、今日は祭りだからね、、、、あの子の復讐のためにも、、、もっともっと男の体で遊んでちょうだい」 「イエーーッイ!!」
 
まるで日本代表が優勝した時みたいな一丸となったガッツポーズ。一致団結、という言葉はこの為にあるのかと思えた。
 
「まっ!、、、待ってくれ!」  「あら、、、なに?、、泣きいれんの?、、、」 「わ、、、悪かった、、、、、」
「ダメよ、、、まぁせいぜい頑張ってよね、、うちの若い子タフだからさァ、、朝までもつかしら、、、、ンフフ、、、ンフフフフフ」
 
完全に勝ち誇ったような大雪リーダーの笑み。俺はただ、ただ子羊のようにそばで震えてるしかなかった。
 
「あんたも初めは気持ちよかったんじゃない?ンフフ、、でも、何回も何回もイかされて、おかしくなっちゃいそうなんでしょ?ンフフ」
 
確かに卓志さんの顔色ははなはだ悪く、まるで熱病に犯された幼児みたいに打ち震えている。
 
「あのォ、、総長、、、その子もまわしてくれませんかァ?、、、こっち人多すぎてまわんないんです」
「そーですそーですぅ!、、、このままこいつ一人まわしてたらうちら、ホント犯し殺しちゃいそーですからァ!」
 
一人が言った瞬間、その場にいる女の子全員の目が俺を舐めるように見つめてきた。大雪リーダーも全員を見る。
それはまるで猛獣の檻に餌をぶら下げ、それに待ったをかけている飼育員のようでもあった。
 
俺は借りてきた猫のような目で大雪リーダーを下から見つめた。
 
「どうする?、、、、ん?」 「い、、、いやだ、、、いやだァ!」 「この場に放置していっちゃおうかなァ、、、、、、、、、なぁんてね」
「やです、、、、、いやですッ!!」 「断ってんじゃねーよテメー!」 「百合、、言葉に気をつけな、、、これはあたしのもんなんだよ」
「あ、、、す、、、すいません」 「さぁーーーて、、、、、どうしたものかしら、、、あなたも可愛いけど、、部下も可愛いのよね、あたし」
 
あたかもこうなることが予想できたみたいな大雪リーダーの声だった。
 
「それじゃァ、、この先ずっーとあたしのペットちゃんでいてくれる?ン?、、、、なに?、、イヤなの?」
 
俺はその時、今夜この峠を走ったことを、、、単車でこの峠道を攻めたことを、、、果てしなく後悔していた、、、、、、、、、、、、、
 
                                  おわり  
 
                       (この小説は「その後の昌樹」に続くかも)
  
                     その5に戻る     
てんちゃんの目次