※警告 この小説は児童を対象にしたものではございません※
主人公の年齢は読者の想像にお任せします(具体的な年齢、学年などを表記してないため)
「ほらっ!、、、マーちゃん!、、はやく起きないと遅刻しゃうよ!、、、、、、っ、もう!、、、いつもいつも!、、しょうがないなァ、、
お姉ちゃん仕事行くからね!、、、、、、ごはん、純菜の分とテーブル置いてあるからっ!、、、、火だけ気をつけてねっ!」
バタンッ!、、、、、香澄ねーちゃんの玄関のドアが閉まる音で僕は目を覚ます。
僕にはお姉ちゃんが3人いる。その代わりお父さんとお母さんは居ない。僕がまだ小さかった頃、事故で死んでしまった。
僕もその車に乗ってたそうだけど、かすり傷で済んだらしい。
お母さんがね、マーちゃんのこと守るように、ずぅーと抱いてたんだよ。自分の体、犠牲にしてさ、分かってる?ねぇ?
僕が万引きして怒られたとき純菜ねーちゃんから初めて言われた。怒ってる顔で純菜ねーちゃんも泣いてた。
そんなことマーちゃんに言わないで、って割って入ってきた香澄ねーちゃんは困った顔をしていた。
僕はどんどん悲しくなってきてシクシク泣いた。ごめんなさい、ごめんなさい、って泣きながら何度も謝った。
だからもう天国のお母さんを悲しませないで、って小さく言うと純菜ねーちゃんは涙をこらえて逃げるように茶の間から出てった。
香澄ねーちゃんは、ぐすんぐすん泣く僕の頭を何も言わないで1回だけゆっくり撫でた。
香澄ねーちゃんも泣いてるのが分かった。そのまま茶の間と繋がってる台所に行って泣きながら残った皿を洗ってた。
僕は一人になって、また泣いた。もう絶対わるいことはしない、って思いながら泣いた。
いっつもパタパタして家事や洗濯をしてる長女、香澄ねーちゃん。26歳。僕は末っ子だから相当な歳が離れている。
僕のことを一番可愛いがってる気がする。なにより優しいし料理もうまい。だから僕は香澄ねーちゃんのことが大好きだ。
「あーァ、、、、ねむぅ、、、、、、あれ?もう香澄ねえ行っちゃった?、、、、あたしの分のパンも焼いてよねぇ、、、マーちゃん!」
髪をボサボサにした純菜ねーちゃんが階段を降りてくる。
でも、家を出る頃になるとファッション誌のモデルみたいに綺麗になっている。
弟の僕が言うのもおかしいけど、多分、おねーちゃんの中では一番かわいいかも。
「きゃはは!!、、、、マジで?それマジでぇ?、、、、、、、、、やだよ、、、、あはは!、、、、やめてよ由理香ったらぁ!」
いつも、どんな時でも携帯で誰かと話しをている。朝の忙しい時間、話しをしながら星座占いのテレビとか見れんだからすごい。
デパートのジュエリーショップに勤めて3年くらい経つ。24歳。部屋からはいつもロックの音が漏れて僕の部屋まで響いてくる。
髪を薄い金髪にしてちょっと怖そう。でも、ホントは凄い優しいの、僕は知っている。人前で優しくするのが苦手なのも知っている。
お姉ちゃんに内緒だよ、二つしかないんだからって、たまにケーキとか買ってきてくれる。
ボーナス入った時も服とか買ってくれる。僕がどっちにするか迷ってると、いいよ、二つ買っちゃいな、って。
僕がひどく香澄ねーちゃんに怒られた時なんか必ず仲裁に入ってくれる。
もうしないよね。分かったよね。マーちゃん、もう分かったって。だからもう怒んないで。そうゆう風になだめてくれる。
逆に純菜ねーちゃんに凄い怒られてると、香澄ねーちゃんがあいだに入ってくれる。
もういいじゃないの。そんな怒らなくたって。純菜、あなたの方がお姉ちゃんでしょ。それは分かってるわよね。
でも一人だけ違うのがいる。今年21歳になる彩ねーちゃん。
彩ねーちゃんは僕のことをいっつもイジメるから大好きってわけじゃない。このちびぃ!おちびちゃん!ちび助ぇ!
って頭をポンポンされる。何度か香澄ねーちゃんと純菜ねーちゃんに相談したけど相手にしてくんなかった。
それはね、マーちゃんのこと可愛いって思ってるからだよ。二人してそんなことを僕に言った。
でも、告げ口とか得意で、なんとなくずる賢い彩ねーちゃんはあまり好きになれない。
その彩ねーちゃんは今、アメリカに留学している。僕は見たことないけどクリケットとかいうスポーツで優秀だったらしい。
たまに電話とかくるけど僕は代わらないようにしてた。ほらぁ、彩、マーちゃんと話したいって。、、、、、もうっ!、、、ごめんね彩。
話したいっていったって、こっちに話したいことなんてないんだもん。
一回そうゆう風にしてしまうと次の時も話す気がしなかった。だんだんお姉ちゃん達も僕に振らないようになってきたし。
いつだったか、なんか悪い気がしてこっちから代わろうとしたけど、向こうが代わりたがらなかった。
凄いむかついた。もういいって思った。あんなねーちゃんなら要らない、って思った。
そんなだから彩ねーちゃんとはいい関係とは言えないかもしれない。
まぁ、僕の家族を紹介するならこんな感じかな。
でも、一度だけ次女の純菜ねーちゃんにビンタされたことがある。ショックだった。痛い、というよりホントにショックだった。
それは純菜ねーちゃんが働きだしてすぐ、苦労して買った新車が納車されてすぐの頃だ。
僕はいつも乗ってるマウンテンバイクを物置にしまおうとしてドアの所にざっくり傷を付けてしまった。
茶の間で横になりながらテレビを見ている純菜ねえに、なんて言えばいいか分からなかった。
香澄ねーちゃんは買い物に出ていていなかった。ちょっと考えたけど黙ってるよりいいかなって思った。黙ってるのは一番悪い。
どうせたいしたことないだろーし。そう思った。笑って許してくれるだろうと、そう思った。
あんな怒ると思わなかった。ふざけた感じで、当たっちゃったかも、って言ったら玄関にすっ飛んでいった。
真っ赤な顔をしてた。戻って来てすぐ、僕のほっぺを叩いた。バカヤロー!そう言って二階に上がっていった。
あんな風に言われたこともなければ、ビンタされたこともなかった僕はビックリして動けないでいた。
しばらく僕が呆然としていると、また、ドンドンドンと階段を下りてきて僕の前に立った。初めて見る凄い怒った顔だった。
ね!もう一回ひっぱたくからっ!姉ちゃん気ぃ済まないからさぁっ!!、、、、ほらっ!、、、、はやく顔まえに出せよっ!!
僕は叩かれるのが怖くてじっとしていた。何も言うことができなかった。ホントあったまくるし、、、、そう言った後、僕の顔が鳴った。
すぐに鼻から血が出てきた。僕は服の袖で拭ったけど血がドンドン出てきた。その服は純菜ねーちゃんに買ってもらったやつだった。
怒った顔に少し驚いた表情が足された。はやくティッシュで拭けよな!、、、、ほら、拭けってば!、、、拭けってっ!!
純菜ねーちゃんは黙っていた僕の顔を上に向けティッシュで鼻の辺りをおさえた。ごめんなさい、、、僕は初めてそこで謝った。
純菜ねーちゃんの顔は、もう怒っていなかった。僕の鼻のあたりを上から見ながら心配そうな顔に代わっていた。
その時、買い物に行ってた香澄ねーちゃんが帰ってきた。
ね、、どうしたの?あの車の傷、、、、、、、、、、、、???、、、、、、なに?、、どうしたの?
そう言いながら僕達に近づいて来た。僕は嘘ついてもいいよ、って顔をして純菜ねーちゃんを見た。
傷付けたのは僕だし、それで僕をひっぱたいたのも分かった。だから鼻血が出たのなんて他の理由にしていいよ、って。
純菜ねーちゃんはなにも喋らなかったけど、香澄ねーちゃんには事の詳細が分かってるようだった。
買い物してきたビニール袋を静かにコタツに置くと、純菜ねーちゃんの前に立ち、いきなりぶった。
こっちの方が僕にはショックだった。普段、どっちかといえば物静かな香澄ねーちゃん。
そのお姉ちゃんが怒った顔もせず、いきなり純菜ねーちゃんをぶったんだから。なに、、、?、、、なにすんの?
そんな顔で純菜ねーちゃんは香澄ねえをキッ、と睨んだ。
あなた、お姉ちゃんでしょ、、、、少しくらいのこと我慢しないと。悔しかったら私をぶてば?ほら、、我慢しないで、、、ぶてば?
涙目で睨んでいる純菜ねーちゃんから目をそらさずに、香澄ねーちゃんが言った。
僕が悪かったんだよ。ね、だから喧嘩しないで。そう言おうと思ったけど言葉にならなかった。
その日の夕食に純菜ねーちゃんは下に降りてこなかった。
僕は一瞬、呼びに行こうとしたけど、なんだか気まずかった。香澄ねーちゃんも呼びにいく気がなさそうだった。
僕だけ食べるのは悪いと思ったけど、香澄ねーちゃんの作ったハンバーグの匂いがたまらなくおいしそうだった。
気にしないで食べれば?うん。僕は答えた。なにか聞かれると思ったけど、なにも聞かれなかった。だから少し安心した。
僕からもなにも言わなかった。ニュースを見ながら、また長ネギ値上がりしゃうんだ、と香澄ねーちゃんが独り言みたいに言った。
ちょうど、食べ終わるころ、香澄ねーちゃんが天気予報を見ながら言った。そういえば、、、、、、、、、、、
なんで傷付けちゃったか純菜に言った?僕は理由まで言う暇なかったよ、と、ぼそっと答えた。
あの車、純菜が一番大事にしてた、って知ってたよね?うん。僕は答えた。そう。だったらいいの。
なんだか意味あり気だった。ふと、こうしちゃいらんない、って思った。もう一回ちゃんと謝まってこようって急に思えた。
傷付けた方がご飯を食べてて、傷付けられた方が部屋に閉じこもってるなんておかしい、とハッキリ思えた。
僕はギリギリまで、そうゆうことを聞くのが恥ずかしくて黙っていた。さてと、、、、、、香澄ねーちゃんはそう言うと立とうとした。
もう1回あやまりに行った方がいいかな?僕は香澄ねーちゃんに答えを求めて尋ねた。
ちょうど、コタツから食器を片づけようとしていた時だった。
それは自分で考えないとね、、、、、、、、、、、、、、、、僕の顔を見ることなく、食器を重ねながら香澄ねーちゃんは言った。
「なんで!?、、なんでさ!!、、あたしぶたれなくちゃいけないの!!?、、、、、、、、、おかしくない!!?」
ノックをしたけど、始め、純菜ねーちゃんは部屋のドアを開けてくんなかった。
あの、ちゃんと謝りたくって。僕がそう言うとドアが開いたけど、そこには、僕をひっぱたいた時の怒った顔があった。
そして、香澄ねーちゃんから叩かれた理由を僕に連打で突きつけてきた。知らないよ。知らないよ。僕は困った顔で答えた。
僕をぶたないように、純菜ねーちゃんは自分で自分を抑えてるのが分かった。
「ホント、、姉貴なんて損ばっかでさ!、、、あんたみたいなバカ弟もつと特にぃ!!、、もう分かったからどっか行ってよ!」
僕は、ただ黙ってうなだれてるしかなかった。こんなに僕のことを罵る純菜ねーちゃんも初めてだった。
言葉の節々に本気で言ってるような感じのとこがあり、僕はどんどん淋しくなっていった。悲しくなっていった。
「どうせまたなんかすると香澄ねえから怒られるのあたしだろっ!、、、、ッんと、、マジむかつくしぃ、、もう出てけって!!」
僕は自分の部屋から持ってきた豚の貯金箱を上着の腹からそっと出した。
これ、少ししかないと思うけど。本当にごめんなさい。そう言って豚の裏側のゴムキャップをはずした。
100円玉や10円玉、5円玉がゴロゴロ出て、僕の正坐した足にこぼれてきた。
ガチャンッ!!!、、、、、純菜ねーちゃんが、まるで豚をビンタするみたいに払いのけ、それは本棚の角にぶつかり割れた。
「っざけんじゃねーよっ!!、、、、、、なぁ!!?」
僕は両手をモジモジさせ、ただ、怯えていた。数秒ごとに目に涙が溜まってくるのが自分でも分かった。
こぼさないようにしてても、1回まぶたを閉じたら涙が溢れてきた。僕の頬を温かい滴が垂れていくのが分かった。
それでも純菜ねーちゃんの顔を見て、ちゃんと謝らなければいけないと思った。
「っもう!ホントにぃ、、、、、、、ねぇ?姉ちゃん本気で怒ってんだよ?、、、、分かる?、、、、、、、、、、ハァー、、、、もう!」
僕のまぶたは熱くなっていた。どんどん涙が出てきたけど、僕はちゃんと顔を見て謝んなきゃ、そのことばかり考えていた。
「そんな目で見ないでよね、、、、、、姉ちゃん悪いみたいじゃん、、、、、わるいことしたのマーちゃんだよ、、、、ねぇ?分かる?」
そう言うと、純菜ねーちゃんは、僕の周りに飛び散った小銭を拾い集めだした。僕も泣きながら一緒になって小銭を拾った。
そうしながら、お互い、どちらもしばらく無言が続いた。僕の鼻をすする音だけが聞こえていた。
僕はチラチラ純菜ねーちゃんの顔を見ていたけど、逆にお姉ちゃんは僕の顔を見ることから逃げてるようだった。
「ふぅ、、、、、、、、貯金箱こわしちゃったね、、、、ごめんね、、、、、、、、、ほら、、これ、、、、、、、、、もう、いいからさ」
集めた小銭を僕のポケットにそっと入れてくれた。純菜ねーちゃんが優しくすれば優しくしてくれるほど僕の心は悲しくなってきた。
部屋を出る時、泣いた震えた声で僕は言った。
大事な車に、、、傷付けちゃって、、本当にごめんなしゃい。うん、、、はいはい。純菜ねーちゃんは少しあきれた感じで言った。
階段を下りようとしてた僕の後ろに純菜ねーちゃんの気配があった。張られた方の頬が冷たい手の平で後ろから突然、包まれた。
「だいじょうぶだった?、、、痛かったでしょ?、、、、お姉ちゃん、ひどい事しちゃったね、、、ごめんね、、、、、、、マーちゃん」
その時、僕は初めて射精していた。
電気が体中を駆け巡った。立ったまま失神してしまうかと思った。
頬を触る、純菜ねーちゃんの手の平が触れた瞬間に、僕はパンツから溢れそうなほど精液を漏らしていた。
僕は、初めてぶたれた、その時から勃起していたんだ。純菜ねーちゃんの怒った顔を見て、たまらなく興奮していたんだ。
香澄ねーちゃんが帰ってくる前、もう一回ぶつから顔を出せ!って言われた時には射精しそうになっていた。
貯金箱を割られた時、ひたすら謝ってた時、僕はずっと勃起していたんだ。
「どうした?、、からだビクビクさして、、、、、、ホントだいじょうぶ?、、、お姉ちゃんのこと怖かったの?嫌いになっちゃった?」
職場のジュエリーショップで貰ったらしい香水の匂いが僕の周りを包み込んだ。後ろから、両方の胸のふくらみが僕の頭の上に乗る。
純菜ねーちゃんの着てる、ぶ厚いピンクのセーターを通り越してぬくもりが伝わってきた。
そのセーターは純菜ねーちゃんにとっても似合っていた。折れそうな白い首を厚い襟が包んで、顔がとっても小さく見えた。
ンンっ!、、、、、、、、、、ンッ、、、、、、、、、、、、、、、、、、ンっ、、、、、、、、、、、、、、、ン、、、、、、
際限なく出る精液と溢れそうなほどの吐息は止まらなかった。ばれちゃう。ばれたらどうしよう。それしか浮かばなかった。
「そうだよね、、、、あんなひどいこと言ったんだもんね、、、、、、、、、、、、、嫌われちゃうよね、ふつう」
後ろから、ギュッ、と僕のからだを包み込む純菜ねーちゃんの細うで。もう僕は倒れてしまいそうだった。
ううん、そんなことないよ。僕は小さく答えると階段を、もの凄いスピードで下りていった、、、、、、、、、、、、
続く