※この小説は「マー娘」の続編です。
力なく目を開ける。そして閉じる。次に目を開けた時、全てが夢でありますように。願いを込めて。
現実。紛れもない現実。上に乗っているのはコマキ。自ら達した女の顔。アイドルの顔。
その、頭上にかけたサングラスは外れることなく同じ位置にあった。何かを達したようなスッキリしたコマキの顔。
「かぁこいい!せっんぱぁい!!、、、、きめのポーズなんか最高でしたもん!、、、」
マー娘が俺を取り囲むように集まってくる。アイドルの集団。いや、女の集団。
「えへっ、、、そ、、、かなぁ。、、、みんな、ありがと。」
石革とは違うカリスマ性。力ではない、なにかでこのグループを彼女が束ねてきたのが俺でも分かった。
コマキの美しい脚。その脚がゆっくりエム字に開かれる。俺の肉棒をくわえたままの肉壺。コマキの肉壺。
俺のモノ。狭い間に押し潰されるよう突き刺さってるのがここからでも見えた。ごぷり・・・・・・
「ごちぃ、、、みんなごちねぇ!、、あん、、、、、いった後ってサ、、、、、締まってて抜けないんだよね、、、、、ンン」
成長しきれずおろされる胎児のように抜かれる俺の棒。コマキと俺の粘液が糸を引く。彼女の性器から白いモノ。精液。
ピンクの肉の間。精液が溢れ出してくる。それを見てると、また気が遠くなった・・・・・・
「だからぁ、、、、ここでさぁー、、、なにしてるわけぇ?、、、、、まゆの許可とってないよねぇ?、、、、自分らさぁ?」
何かを言い争う声。それで俺は目を覚ました。どこかで見たことのある顔。いや、どこででも見られる顔。
テレビのコマーシャル。電車の中吊り。新聞。雑誌。彼女を見ないことの方が遙かに少ない。
メイク、ヘアメイク、マネージャー、ボディガード、物持ち、ペット専門の付き人、、、、総勢10数名。まるでどこかの大統領。
間延びした独特の喋り方。鼻声のようなハスキーがかった声。小さい顔に異常なまでに大きい瞳。女子高生の神様。平成の歌姫。
運だけでは成り上がれない実力。そう、あの人。甘崎まゆ。履いている豹柄のロングブーツは彼女の為にあるようなもの。
「こっからぁー、、、あたし一人でいいしぃ、、、、外で待っててくんなぁい?」
日本を代表するトップボーカリストと日本を代表するアイドルグループ。一触即発。厳戒態勢。
視線と視線の先に火花が散っているのが分かる。一騎当千。この言葉通り。
12人をもってしても、この1人の女の子と互角。かけている薄茶の大きめのサングラスは彼女が流行らせたと言えなくもない。
石革の顔が赤い。怒っている石革。まゆの前まで来ると怒鳴りつける。
「な、、、なんなんだよ、、、、、、なにしに来たん、、ぶふぅっ!!!」
ビンタ。ポニーテールが大きく揺れる。石革の顔が真横にずれる。まゆ。対照的な静かな口調。威厳に満ちた口調。
「ぎゃーぎゃーうるさいんだけどぉー。あんたみたいなぁー、ポッと出に話してんじゃないのよねぇ、、まゆ」
ぽっと出。急にもてはやされたという表現。まさにその通り。ぐうの音も出ない石革。
まゆが大きい瞳で辺りを見やる。うるうると泣き出す娘達。彼女のオーラがそうさせているのか。まさに歌う女神様。
「う、、うちのメンバーが失礼しました、、、、、、、、、、、、、ようこそ、、、、まゆさん、、、、、」
コマキ。この言葉。まゆが考えるように小さい顎に手をやる。値踏み。コマキに対する値踏み。芸能界の絶対的な縦社会。
「ふーん、、、意外にしっかりしてんだねぇ、、、、もっと頭わるいかと思ってたけどぉー、、、、ま、いいやぁー、、、」
瞬間、俺と目が合う。ま、いいやぁ、のタイミングで。危険信号。
「どーでもいーけどぉ、、、この訳わかんない曲、止めてくんないかなぁー、、、まゆ、気分悪くなっちゃうしぃ、、、、」
作戦。まゆの作戦。曇る。コマキの顔が曇る。だが、それは一瞬のこと。笑顔。逆に笑顔。決してキレない鍛えられた精神。
続いているまゆのコマキに対する値踏み。女同士の駆け引き。突然。それは突然に。
ふっ、とまゆの表情が緩む。
「ふーん、、、いいねぇ、、、自分さぁ、、、きっと売れるよぉ、、、、、まゆが言うんだから間違いないしぃ、、、、あはは」
真剣なまゆのまなざし。それに答えるコマキ。どちらも偽りのない笑顔。場が、空気がゆるむ。
そっと手を差し出すまゆ。それは石革に向けたものだった。
「ゴメンねぇー、、、痛かったでしょー、、、、つーか自分、、、この子居なかったら潰されてるよぉ、、、まゆからぁ」
いちいち自分の名を自分で言うまゆ。しかし、彼女が言うと嫌味にならない。自然。ごく自然。しかし、それだけ偉大。
潰す。干される。いわば芸能界からの追放。その力、パワーが甘崎にはある。
「す、、、、、しぃ、、、すいませぇん、、、ううっ、、、、、すいましぇん、、、、、、」
石革の嗚咽。謝罪。メンバーも深々と頭を下げる。
「ま、、いいってぇー、、、、済んだこと、まゆ、気にしないからさぁー、、、つーか何してたのぉ?、、、、」
ショータイム終了。同時にやってくる友情。1+1が今、100になった。
彼女の性に目覚めたような瞳。豹柄に負けないくらいの身のこなし。妖艶。まさにこの言葉。
ベッドに繋がれた俺。ここから約2メートル。また、、、、、、彼女と、、、、、、、、、、目が合った、、、、、、、