ムスコのキモチ 

                        作:テンちゃん  
   

『お、、おいっ!、、こんなトコになんかゼッタイ入んないって!!、、、や、やめろっ!
、、、うわァ、、、近づいてくるなぁぁぁぁ!!』
 
どうやら俺の思いは【ご主人】には伝わってないらしい、ということが分かったのは鋭く
堅くなった《俺の体》で理解できた。
 とくに五感で感じること、視覚や聴覚、匂いや触覚、そして味覚により発作的、突発的
に大きくなる俺。
 
俺自身は普段ダルダルの皮に覆われているが、ひとたび【ご主人】が興奮すると俺の
意識とは関係なく大きく堅くなる。
 しかし回数を重ねるうち、よくよく考えてみると【ご主人】も泣きながらイヤがってるんだ
な、ということに気づくことがある。
 
『そしたら大きくすんなよ!』と声を出せれば言いたいが、どうもご主人の《体と心》は
別々に機能しているらしく、縛られ、泣きわめきながらも俺をどんどん大きくさせることが
今までにも何度かあった。
 
目の前にはいつものようにヌラヌラした【肉洞窟】がクチを開けて俺の頭から飲み込もう
とヒクヒクプルプルと微動している。
 
だが今回のはヤバイ。いくらなんでも狭すぎる。俺自身も入っていって、そうだなぁ、例え
て言うなら、ぬるま湯にでもヌッタリつかったような《感触》のいい時もある。
でも今回のは《形》からしてヤバイ。こんなトコに入ったらどうなるか分かったもんじゃない。
 
「、、ッんぁ、、、じゃ、、入れちゃうょ、、、ン、、おっきい、、、コレ、、、」
 
この《どうくつ》の持ち主である女が言ってるらしいのだが、なんでか【ご主人】はイヤがり
ながらもますます俺を堅く張りつめさせる。
コイツは馬鹿か?、、、、、、、と、何度思ったことだろう。
できれば違う【ご主人】に移動したいが、どうもそうゆうことは出来ないらしく死ぬまで一緒
に居なければならないのだなぁ、ということが最近になって分かってきた。
 
俺はだいたい最後には気絶する。こうゆう言い方は適切ではないかもしれないが、
数十分間は間違いなく再起不能になる。体の中心を、なにか《命のかたまり》みたいな
ものがドドドッ!と激しく勢いよく通過したあとヒドくもうろうとした気分になる。
【ご主人】も俺と同じなのかピクピクとしたケイレン以外動きを感じさせない。
 
「ち、、ちょっ、、と!、まって!!、、いま入れられたらっっ!!、、ナカに出しちゃうよ!」
 
だいたい16年ほど《生活》を共にしてきたが、ここ2年【ご主人】の言うことはいつも同じだ。
これは覚悟を決めるしかないな、、、、と自分に言い聞かせ意識を集中する俺。
不思議なことに、この《ヒクヒクプルプル》は時々俺に話しかけてくる。黙ってるのもあれば
ヒドくお喋りなのもいる。
 
『ねぇ、、アタシんナカ入ったらどーなるかワカってんの?、、やめといた方イイわよ、、ンフ』
 
今回のは経験値がそこそこあるらしく《声》が妙に色っぽい。
 
『できれば俺もそうしたいんだよっ!、アンタからアンタの【持ち主】に言ってやってくれっ!』
 
『でもねぇ、、、アタシの【ご主人様】、、、もぅ、、ガマンできないみたい、、、ちょっとイタイかも
しんないけどガンバってみれば、、?、、、ンフフ』
 
『だ、だからこんなセマイの初めてなんだよっ!、、、なんとかなんねーのかっ!?』
 
『どうにもなんないわネ、、アナタが意識しないで大きくなるのと一緒でワタシも知らないうち
キュゥ!って締めちゃうときあるもの、、、、それにアタシんナカ、、、、カズノコみたいに
なってるから、、、、、、ま、アキらめた方いいんじゃナイ?、、、フフ』
 
どうも【ご主人】とその《付属物》の性格には似かよったものがあるらしく、なんとなく言葉
使いがイジワルっぽい。
 
やはり思ってたとおり、いや、想像してた以上に入り口が狭い。いつもならヌルッと簡単に
入るのだが俺の頭の張ったところ、つまり亀頭にかなりの圧力が加わった。
 
『!!っ、、イ、、イテテテッ!、、、お、おいっ!!、、ムリだ!、、一回出せっ、、!!!
、、、イテぇって!、、、、、一回出してくれぇぇ!!』
 
『ゥン、、スゥゴイ、、、こんなおっきいの久しぶりネェ、、ワタシもこわれちゃいそぅ、っぁん』
 
俺の頭が半分ほど埋まったところ、言い変えれば一番イタミが伴うところで静止したまま
【コイツのご主人様】はどうしようかと迷ってるらしい。
 
『は、、はやく、、入れるんなら入れるで、、!!、、イテェ!、、イデデッ、、だ、ダメだぁぁ!
、、、やっぱり出してくれぇぇぇっ!!、、一回出して考えなおしてくれぇぇっ!!』
 
 
『ッンアアッ!!、、ア、アタシにもどうにもならないのよっ!、、なんでアンタこんな
おっきぃ、、ワケ?、、、ッゥん、、、、んっアン』
 
スポピュゥ!!、、、急に圧力がなくなり挿入に断念したんだな、ということが実感できた。
 
『はぁ、、はぁ、、し、死ぬかと思ったゾ!!!、、、もう少しチカラ抜くとかしろよっ!!』
 
『ぅんア、、も〜、、そんなこと言ったってしょうがないじゃナイ!、、、ンフフフ、、でも、、
おおきかったわネェ、、、アナタ、、、、ペロン』
 
俺にはこの《ヒクヒクプルプル》が舌なめずりしたのがよく分かった。と、思ったのもつかの間
すぐに入り口にあてがわれる。
ち、ちくしょう、、、こうなったらヤケクソだ、、、俺は大きく一つ息をつくと歯を食いしばり
《突入体勢》に入った。、、、、、、、、ヌププププププゥゥゥゥ!!!
 
『うおおおおおおおおぅぅぅぅぅっっ!!!!、、、、、んがァァァァァァッッ!!!』
 
今度は一気に腰を落としたらしく、俺の頭は一度《ヘチマ》のように変形したあと暗く狭く
温く湿ったところにネジ込まれる。
 
『ッッンア!、、す、、ごい、、ダメ、、、アタシ、、勝手にヒクヒクしちゃう、、っゥアん』
 
俺の体中をウネウネ、クニュクニュとしたヒダヒダが絡みつき出し入れされるたびキュッ!
キュゥゥッ!とした肉が猛烈に締めあげてくる。
 
『ダ、、、ダメだあああ!!、、動きをとめてくれぇぇ、、、は、破裂しそうだぁぁ!!』
 
俺のもっと下。睾丸という普段から近所づき合いをしている奴が、寝起きを叩き起こした
みたいに言ってきた。
 
(お、、おいっ!、、どうしたんだっ!?、、なにがあった!?、、、セイシがどんどん上に
登っていくゾ!!!、、、返事をしろっ、、、、おいっ!!)
 
『アンッ、、アンッ、、、、、アアンッ、、イイッ!、、、いいわぁ、、こんなのヒサシブリ、、ァン』
 
俺をくわえたコイツはとても気持ちいいらしく、柔かい肉すべてを使って【俺】を堪能している。

次第に下の方からワナワナと《命のかたまり》が寄せ集まってくるのが分かる。



てんちゃんの目次