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SF セクサロイドの反乱 (4)
「あああーっ、もう、やめろぉっ、もういいって・・・。俺から離れろおっ」。
もう一発なんて強がりを言ってた鈴木が、逃げ腰になっているのがよっぽどおかしかったのか、それを眺めていた二人の男が腹を抱えて大笑いをしている。
「いかんなぁ・・・やはりプログラムに何らかのバクが潜んでたみたいだな。でも鈴木にとっちゃあ、歓迎すべきバグなんだろうなぁ」。
「どうなんだろ山ちゃん、なんとか助けてあげべきなんだろうかね」。
「ううん。でもなぁ、下手に後ろから手助けして、今度は自分が襲われたりしたら、それも困るしなぁ」。
「そうさな。それにオマ○コ構造の責任者は鈴木なんだし・・・」。
「そうだな。臨床実験のデータは多い方がいいって言うしな」。
というと二人は顔を見合わせ、声を立てて再び大笑いをした。
「おーい。助けてくれよ。おまえら、仲間じゃネエか・・・。こいつ本気で俺のことカラカラになるまで絞り尽くそうと・・・・あうっ・・ああっ、いくぅっ・・・・」。
人工美女に押さえつけられたまま、鈴木は強制的に射精を強要されているようだ。鈴木の身体が弓なりに反って、ビクビクと身体を痙攣させる。この日の二度目の射精だというのに、一度目からほとんど時間がたっていない。
「あらぁ、また出しちゃったのぉ。そんなにアタシの中がキモチよかったのぉ。それじゃ続いて三回目も頑張っちゃいましょうか。今度はアタシの中に入れたままで、続けていっちゃいましょ。ほぉらぁ、あたしの中でぐりぐりしてるでしょう。ね、またキモチ良くなってきたんじゃなあい?」。
「ひぃーっ。もういいって・・・助けて・・・お願いだぁぁぁ・・・」。
鈴木がとうとう悲鳴を上げ始めたのを見て、今まで大笑いをしながら眺めていた二人にも、次第に事態の深刻さが判ってきたようだ。
「なんか、少しやばくなってきたみたいですねぇ」。
「そうだな確かに・・・このままじゃ、いくら鈴木が女好きだからって、本当にカラカラになるまで絞り尽くされそうだ・・・」。
「うん・・自業自得とはいえ、それもかわいそうですね・・・」。
「山ちゃん助けてやる方法はあるかな。なんなら二人がかりでアンドロイドを強制的に排除するか」。
「いや、危険です。本当にミイラ取りがミイラになっちゃいそうですよ」。
鈴木が悲鳴をあげながら、三回目の絶頂に向けてまっしぐらに走っている。上になったセクサロイドが狂ったように、腰を前後左右上下に揺すり、そして胸のふくらみを鈴木の顔に押しつける。これではまるで鈴木が犯されているみたいだ。鈴木はアンドロイドの下で女のように悲鳴を上げ続けている。
「それじゃあ、もう一度メインに戻って、ホストをダウンするか、電源をひっこぬくかしかないんじゃないか」。
「そうですね。それしかなさそうですね。でも、さっき出てきてた二つの文字列が怪しいんだが・・・、どちらか一方がプログラムの強制終了のパスワードだと思うんだけど、もうひとつが全然わからない。下手をすると本当に取り返しがつかないことになりそうですが・・・・、賭けてみますかね」。
「むうっ・・・このままほっとけないだろうし・・やってみてよ」。
「わかりました。後は運に任しますかね・・・」。
山ちゃんは再びメインのサーバーに戻ると、さっき引っ張り出したパスワードの2つを見比べて、数秒間だけ考えてから、そのうちの一つを一気に入力した。
ヴぃーーーーーン。
とたんに研究室内に大きな機械音が鳴り響き、薄暗かっ研究室内がこうこうと照らされた。
「どうした。失敗したか」。
「そのようです。もう一つの方でしたね。賭ははずれたみたいです」。
「何が起きるんだ」。
「わかりません。でもヤバいことになったことだけは確かです。ほら、見てください。研究室内の全てのコンピュータが起動を始めてしまいましたよ」。
「もうひとつのパスワードみたいなのを打ち込んでもダメなのか」。
「だめです。もう何も受け付けません。プログラムが勝手に暴走を始めてます。もうここは諦めましょう」。
「わかった。すぐに脱出しよう!」。
とその時突然、室内にたくさんの女性の声が響きわたった。
「あらっ、いいことしてるじゃない。ねぇ、アタシも混ぜてよぉ」。
「あれっ、あそこにも男がまだ二人いるよぉ。ねぇ、アタシと遊んでかない?」。
「あたしはぁ、むこうの眼鏡してるお兄さんが好みだなぁ」。
「じゃあ、私はもう一人の背の高い方にしようかしらん・・」。
「きゃっきゃっきゃっ、今晩はみんなでパーティーだよぉ・・・」。
プログラムの起動と共に、今までは静止したままだったアンドロイドの一団が一斉に起動し始めたのだ。ざっと見渡しただけで約十体ほどだろうか。いずれも人工毛髪を植えられていないものの、からだをくねくねと動かすその動作は男の劣情を誘い、またその瞳は男の心をその場に釘付けにしてしまうほど魅力的だった。
「だめだ。逃げるぞ」。
リーダー格の男が叫ぶと共に、二人は鈴木を顧みることなく、一気に研究室の外へと走りだした。もはや一刻の猶予もない。うかうかしていると本当にとんでもない事態に巻き込まれそうだった。
「まってくれぇっ!お、俺を置いてかないでくれぇーーーっ」。
鈴木の悲痛な声が響く。彼は依然としてアンドロイドに組みひしがれたまま無理矢理にセックスさせられている。二人は耳を塞ぎながら研究所の出口を抜け、廊下に出ると必死の勢いで走り始めた。ところがつい今しがた起動したてのはずのアンドロイド達は、その二人の行動に対していち早く反応を示した。
「あっ、あいつら逃げたよぉ」。
「ええっ、どうして逃げるのさあ」。
「きっと恥ずかしいのよぉ・・・」。
「そっかぁ・・・で、どうする?」。
「もっちろん!絶対に逃がさないわよっ」。
「よしっ。みんなで捕まえちゃおうよぉ」。
「それぇぇぇぇぇーーーっ」。
アンドロイド達は一斉に行動を起こした。最初に起動した一団が束になって男達が脱出した出口から廊下に出ると、逃げ出した二人の男を追いかけ始めた。暗い深夜の研究所の中で人間と機械の追いかけっこが始まった。
「私たちを捨てて逃げるような男は許さないんだからねぇ」。
「そぉよぉ、捕まえてから、テッテーテキに愛してあげるんだからぁ」。
「いいわねぇ。覚えてらっしゃいっ!」。
彼女達は口々に叫びながらも楽しそうに男達を追い回す。迷路のような研究所内を悲鳴を上げながら逃げまどう二人。しかし能力においても暗視装置などの装備においても、所詮は彼女達と人間では、最初から勝負はついていたようなものだ。捕まるのは時間の問題で、捕まったときに何が起こるのか・・・
一方、残された研究室内では、さらに悲惨なことが始まっていた。二人を追いかけた一団の後からも、さらに数十体ものアンドロイド達が起動を始めていた。生まれて間もない彼女達は、廊下の追いかけっこにはほとんど関心を示さずに、ただ一人取り残されている鈴木を眺めながら、楽しそうに舌なめずりを始めていた。
「あーあ。あの二人逃げちゃったわねぇ」。
「どうしてなのぉ、あたし達と楽しむのがそんなにイヤなのかなぁ」。
「さぁね・・知らな〜い・・・」。
「あ、でも一人だけ、けなげにも残ってくれてる子がいるよぉ」。
「そぉね。逃げないでいてくれるって、この子、エライわねぇ」
「そぉねぇ。それじゃあ、この子をみんなで楽しませてあげましょうか」。
「ふふっ。みんなでね・・・」。
「そうよ・・・みんなでよぉ」。
「わぁーーーーっ。助けてぇーーーっ。こ、殺されるぅーーーーっ」。
鈴木の悲鳴が研究室に響き渡り、あっというまに、人工美女達の歓声にかき消されてしまった。
夜はこれからだ・・・。
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