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旅の恥はかきすてですか? (4)
結局、光一が女高生軍団の魔の手から逃れることが出来たのは、深夜の2時近くになってからだった。
もう何をする元気も残っていない。本当にもうヘトヘトだった。浴室から自分の部屋まで、まるで夢遊病者のようにのろのろと歩いて戻ってきた。かろうじて旅館の浴衣を羽織って帯も巻いてはいるが、その姿はなんともだらしなくて、もし教務の教師達にでも見とがめられたりしたら、きっとただでは済まなかったことだろう。
部屋の扉を開けて、自分用に割り当てられた個室に戻ると、そのまま敷き詰められた布団のと上にどぉっとばかりに倒れ込んだ。
このまま眠り込んでしまいたい・・・・。光一の肉体はもはやもうどうしようもない程の疲労によって、身動きが出来ないくらいに休息を求めていた。しかし頭の感覚の方は、直後の放心状態から醒めるに従い、しだいに睡眠を拒否し始めていた。
頭の中では、さっきまでの出来事が、非現実的な夢のごとく駆けめぐる。俺は夢を見ていたのだろうか・・・。頭ではそのように思いたがっていたが、全身の全ての皮膚感覚が、生々しくついさっきまでの感覚を呼び覚まし、それが決して夢でなく現実に起こった事実であることを実感させる。
光一は彼女たちに押さえつけられたままで、ただ玩具のようにあしらわれ、強制的に5回もの射精を強要された。好奇心のかたまりの彼女たちにとって、彼は格好の男性研究のためのモルモットだった。初めは少し恥ずかしがっていた子も、集団心理のためか次第に大胆になり、宴の終わり頃にになると彼の手をとって自分の胸やアソコに押し当ててオナニーにふける子まで出てくる始末だった。
とはいえいくら耳からの知識と好奇心が旺盛だとはいえ、まだまだ彼女たちは女子高生なのだ。さすがにセックスにまで踏み込むにはまだ抵抗があったようだ。何人もの若いヌードに囲まれ、身体を触りまくられ、強制的に射精だけさせられる。嬉しいような楽しいような、それでいて恥ずかし過ぎて猛烈に疲れる時間だった。
「な、なんで僕がこんな目に遭わなきゃならないんだよ・・・」。
彼女達から解放されてから、もう何度も反問した問いが、再び口をついて出る。女の子達の玩具にされたというショッキングな体験と、それに何ら抵抗もできずにいいように弄ばれた屈辱感が、いいしれぬ興奮状態と共によみがえってきた。
彼女たちに玩具にされながらも、光一は興奮をしていたのだ。ただされるがのままに射精を強要されながら、全身をはい回る女の子達の感触に興奮し快感を感じていた。本気で抵抗をしたならば、相手はしょせん女子高生なんだし、決してされるがままであろうはずはない。むしろ反撃をして主導権をとることも出来たはずではないのか。
そう。僕は彼女達に嬲られることに感じ始めていたのだ。この添乗の話が舞い込んできた瞬間から、そして学校での説明会、東京駅での集合、京都までの新幹線の車内・・・。その各場面のたびに、ひょっとしたら最初からそんなアクシデントが起こることを僕は期待していたのかもしれない。
布団の上でうつぶせになったまま、そんなことを考えている内に、頭がますますさえ渡ってきて、さっきまでのシーンのひとつひとつを回想しはじめていた。若い女性の裸身に覆われ尽くした自分自身、ペニスに群がる何十本もの白い指、無理矢理に押しつけられた堅く張りのあるバスト、両手指に残るぬるぬるとしたアソコの感覚・・・・。
そんな事を思い出しているうちに、彼の下半身には再び血液が逆流し始めていた。さっきまでヘトヘトに疲れ果てていたはずの自分の身体。そのどこにこんな元気が残っていたのだろうか、光一は自分でも不思議に思いながらも、その体の中からわき起こってくる衝動を自分では抑制することができなかった。
ばたっ。
俯せの状態から、ごろりと身体を回転させ仰向けになる。右手は自然と自分の下半身へと伸びて、はだけた浴衣の間からパンツごしに自分のペニスをつかむ。5回も強制的に射精させられて、もう勃起しなくなっていたはずのペニスが、今は天を向いてそそり立っている。
「ああっ、たまらないっ」。
光一は誰に遠慮することなく、自分を弄んだ少女達をオカズにしながら、自慰行為を始めた。彼女達に玩具にされている瞬間、特に後半の方はただ辛く苦しいとまで思っていた瞬間までもが、今は思い出すだけで至福の時間となってよみがえってくる。
ああっ・・・も、もっとイジめて・・・。僕のアソコをもっと無茶苦茶にじじってほしい・・・・。その胸を窒息させるほど押しつけてほしい・・・。ああっ、あの子、上戸彩に似た目の大きな子が迫ってくる、それにああっ、ペニスに何かぬるぬるとした感覚・・・フ、フェラチオされてる・・・・そんな、ああっ、いい・・・・
こんな感覚って・・・ひょっとして僕はマゾだったんだろうか・・・。いや、そんなはずはない。僕はいたってマトモな・・・・。でも、この感覚がたまらない。女性達によってたかって自分の身体を好き勝手にされる感覚・・・。こんなスゴイ感覚・・・もうやみつきになってしまいそうな・・・でも、そんなアブな・・・・。ああっ、もっといじめられてみたい・・・・。
光一は頭の中で、ついさっきまでの記憶を回想しながら、急速に絶頂に向けて、右手のピストンの動きを早めていった。女の子達に繰り返し繰り返し、騎乗位で犯されることを妄想しながら・・・・。
そして、もうあと一歩でどぴゅっっと出ようとする瞬間まで、右手の動きを早めようとした、まさにその瞬間に、突然廊下側の扉ががらっと開けられたのだ。
「きゃーーーっ、添乗員さん、なにやってるのぉーーーーーーっ」。
「ええっ、どしたのぉ、なに、なに・・・」。
「きゃはははっ・・・、えっちーーーーーっ」。
「あーーーーっ、何してるのぉーーーーっ」。
扉が開くなり、けたたましい喚声と共に、どやどやっと部屋の中になだれ込んできたのは、なんと今の今まで光一がオナニーのオカズにしていた女子校生たちだった。
「!!っ」。
あまりのことに、身体が固まってしまっている光一に対して、女子校生軍団は情け容赦もなく言葉のジャブを浴びせかける。
「きゃははっ、固まっちゃってるよぉ」。
「あっらぁーん、あたし達オジャマをしちゃったみたいねぇ」。
「ほーんとだぁー、オナニーの真っ最中だったんだぁ」。
光一は口をパクパクさせながら、その場を取り繕うとしたが、気持ちが動転して、ほとんど言葉にもならない。
「あの、あの・・・、き、君たち・・・」。
「キミたちだってぇ・・・」。
「何いってるのぉ・・そんな恥ずかしいカッコのまで・・」。
「あっ!」。
彼女達から指摘を受けるまで、光一はオナニー姿のまま丸出しのペニスをさらしていたことに気がつかなかったのたせ。浴室での出来事とそれに続く妄想の中で、すでに頭がどうかしていたのかもしれない。
猛烈な恥ずかしさがこみ上げてきて、光一はあわてて剥きだしだったペニスを、浴衣の中に隠そうとした。ところが・・・・
「待ちなさいよおっ」。
女の子達の中から一人の子が飛び出してきて、光一の右腕をしっかりと捕まえた。そして光一の目をにらむように見ながら言った。
「何を隠そうとしてるのさっ」。
「えっ?何をって・・・」。
その目に見据えられたとたん、光一の身体から抵抗する意識が消えていく。彼女の目は視線を次第に下におろして、下半身の中心、まだ完全に浴衣の中にしまい込まれていないペニスへと移っていく。
「今更、隠そうなんてしないよねぇ」。
「えっ・・・あっ・・・はい・・・」。
もはや光一は、肉食獣にとらえられた小動物さながらの格好だ。
「オッケー、みんな手伝って」。
彼女の合図で、他の女の子達もズカズカっと部屋の中に入ってきて、光一の周りを取り囲んだ。ざっと数えて10人はいるだろう。浴衣を着たり、パジャマを着たり、みんな思い思いの服装だ。
「ねぇ、ねぇ、どうしてオナニーなんかしてたのぉ」。
「えっ・・それは・・・・」。
「ははぁーん、きっと私たちのこと考えて、エッチな想像してたんでしょ」。
「ええーっ、そうなのぉ、それって変態だぁ」。
「あっ、いや、そうじゃなくって・・・・」
いつのまにか右手だけでなく、左手までもが誰かによって捕まえられている。背中にあたる柔らかい感触は多分、胸のふくらみだろう。シャンプーとリンスのにおいに混じって若い女性の香りが鼻孔をくすぐる。
「ねぇ、そのピンピンになったアソコ、さわらせてもらってもいいかなぁ」。
「ナオちゃんって、フィンガーテク得意だもんねぇ」。
「ねぇ、添乗員さん、してもらいなよ。彼女のテクすごいらしいよ」。
「そうだよ。一人でするよりも、ナオちゃんにしてもらったらいいよぉ」。
「きゃははっ・・・ほぉらぁ、抵抗しないのっ。ほぉらぁ、浴衣の裾をひょいって・・・・。はーいご対面ェーン!」。
「きゃははっ、まだ立ってるよぉ。して欲しいんだぁ・・・」。
(ううっ、だめだ。これではさっきまでの繰り返しになっちゃう。そりゃ確かに、とっても嬉しいような気もするけど、もうこれ以上あんなことされたんじゃ、きっと体が持たないだろう。明日の仕事にも差し支えそうだ)。
光一はそう考えて、彼女達の気分を害さない程度に、慎重に言葉を選びながら、やんわりと彼女達にお引き取りをねがう作戦に出た。
「君たち・・・、ほら、もうやめようよ。ねっ、さっきまでもうお風呂場でさんざん、玩具にして遊んだんだし、ね、だから今晩はこれで僕をそろそろ解放してよ・・・」。
「えっ??」。
突然、僕を取り囲んでいた女の子達の表情が変わった。今までの楽しそうな空気が、一変して険悪なものに変化している。
「あれ・・・どうしたのかな。僕何かへんなこといったっけ?」。
心なしか声が震えている。なんか、女の子達みんなすごく怒っているみたいだ。
「あんた、今、何っていったのよぉっ」。
「お風呂場でどうとかしたって言わなかったぁ?」。
「それってどういうことよっ?」。
「えっ、どういうことって・・・・」。
光一はその質問の意味を測りかね、改めて自分を取り囲んでいる女の子達を見直してみて、やっと理解することが出来た。違うのだ。ついさっきまでは、お風呂場で自分を弄んでいた子達が、性懲りもなく部屋まで追いかけてきたとばかり思っていた。しかし違うのだ。一人としてお風呂場にいた子達とは違う、また別のグループの女の子達が押し掛けてきていたのだ。
「あーーっ、わかった。2組だよぉ、2組のやつら・・・・」。
「うっそぉーぉ、ええーっ、もう食べられちゃったのぉ」。
「うーん、絶対に許せないっ」。
どんどん雲行きが怪しくなってくる中で、光一は逃げ出すべきかどうするべきか、重大な決断を迫られていた。長い夜はまだ終わりそうにない。
つづく
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