
性犯罪根絶法第31条
その8
「うっ、おっ、おまえは弁護士のっ・・・なんでお前がっ、おまえは俺を弁護する立場だろがっ、くそっ。おれをこけにしやがったな・・・」。
女達の圧力が消えたことで、ほっとしのもつかの間。今までの裁判でふがいない弁護を繰り返していた女性弁護士が、目の前に現れたことで、男は今自分の置かれている立場もわきまえずに不用意な発言を発してしまった。
唯は男の悪態をまるで気にすることもなく無視すると
「ほんとに、どうしようもない男よね、あんたって男は・・・」。
とぽつりというと、圧倒的に強い立場を意識して、手にしたパンツをそのまま男の口の中に押し込んだ。
「うぐぐっ・・・、うぷっ・・・」。
「ふふっ。なんとか言ったら・・・、って何も言えないだろうけどさ。いいわ。たっぷりと犯してあげるわ。罪を悔い改めることのない女の敵には、その身をもって女の恐ろしさを味あわせてあげるわ」。
唯はそう言うと、身動きの出来ない男の上に立つと、そのままゆっくりと腰を落としていく。
「ふふっ、思ったよりもこの子って、骨があるわね」。
「ほんまやね。うちも見直したわぁ」。
検察官のふたりも彼女の勇気に感心している。
タイトスカートのため、スカートの裾を両手で持ち上げるようにし、窮屈そうに膝を曲げる。いくら騎乗位で男を犯すといっても、大股開きでドカッと座りこむではなく、その動作の全てがエリート女性としての品性が感じられる。
「じゃ、いくわよ」。
彼女は男の目を見ながら静かに死刑宣告を告げると、周りで注視している女性達にも軽く会釈することを忘れない。そして・・・
ぐちゅっ・・・・
「ああんっっっ」。
「ぐあっっっっっ」。
唯のあげる悩ましい声と、男から発する絶望の声。ふたつの声が交錯して、淫らなハーモニーが奏でられる。周囲の女達からも甘い吐息が漏れる。
唯は秘められた花園の奥に男性自身を誘いこんだことを実感すると、きゅっゅっとアソコの括約筋を締めた。うううっっっと、男の口から我慢できずに声が漏れる。ふふっ、唯はこの絶対的に優位な立場を確認すると、静かに腰の動きを開始した。
拘束具によって根本を締め付けられ、女達の集団にもみくちゃにされ、ペニスをオモチャにされ・・・・。男はいわば強制的に勃起させられたままで、射精することの出来ない宙ぶらりんの、寸止め状態を強要され続けていたわけだ。
その忘我の責めが突然中断されたのもつかの間、今度はいきなりそこに若い女性の膣が襲いかかった。何人もの女性達の視線が集中する中で、一切の主導権を奪われたまま一方的に強要されるセックス。それは男の自尊心を粉々にうちくだく行為なのだ。
「むおぉっっっ・・」。
男の口からは悲鳴ともなんとも形容することのできない嗚咽の声が漏れる。今まで味わったこともない快感が、頭の先から足のつま先までを電気のように駆けめぐった。今にもペニスの先端からは大量の精液を噴き出しそうになりながらも、ペニスの先端がしっかりと締め付けられているために、その快感の出口が見つからないのだ。
「あふふっ、感じてるのねい、いいわっ・・あんっ」。
唯の首筋がピンク色に上気し、男を見下すその視線がさらに妖しく輝く。唯はますます激しく腰の動きを加速し、自らの身体の奥底からわき上がってくる欲望に素直に身を任せた。
ぐっちゃ、ぐっちゃ、ちゅぶっ、ちゅぶっ
彼女の腰のストロークが早くなるに従って、男は不自由な下半身をガクガクと痙攣させて、その襲い来る快感に耐えている。男の表情には苦悶とも愉悦ともいえない表情が浮かび上がり、その口からはまるで女のような声が漏れだす。
「あうっっっ、ああっっ・・・おぁっ・・・くっ・・ああ・・」。
「あんっ、ああっ、い、いいわっ・・」。
唯の口からも歓喜の声がほとばしり、オナニーでは決して味わうことの出来ない、ナマのオトコの感触を堪能している。実際に彼女にとっては、久しぶりに味わうオトコだった。処女ではないものの彼女はさほど男性経験があるわけではない。弁護士という職業が男を遠ざけ続けていたのだ。
(ああっ、身体ゼンタイが変な感じ・・、そうよ今、あたしが男を犯してるんだわ、ううっ、本当にこんなにキモチいいとは思わなかったわ。オナニーの数倍キモチいい。このカンジってスキ・・やみつきになりそう・・)
「あんっ、あんっ、も、もっとよっ・・・こんなんじゃイヤ、もっと・・・」。
ぐちゃっ、ちゅぷっ、ちゅぶっ・・
(ああっ、なんとかしてくれっ、たまらない。くそっ、オレの上からどきやがれ、このっ淫乱女め。ああっ、またっ出そうっ、あっ、だめっ・・)
「うおっっっ、だめだっ、も、もうだめだっっっ・・・」。
がくんっ、がくんっ、がくんっ
男の全身を射精の痙攣が襲い、快感の嵐が吹き抜けていく。しかしそこには絶頂の喜びはなく、あるのは出口をせき止められて行き場の無くなった精が下半身を駆けめぐるという、やり場のない挫折感だけなのだ。
「うっ・・・くっ・・・」。
男の絶望感の表情を眺めながら、唯はくすっと笑みを漏らしながら、さらにストロークを早めていく。ぐりぐりっと腰を前後にずらしたかと思うと、クリトリスの感覚をも楽しんでいる。まさに自由自在に男の身体を貪っているという感じだ。
理性と秩序。その最も厳粛な場であるはずの裁判所の法廷内で、その場に最も似つかわしくない行為が堂々と行われている。刑の執行という大義名分をつけたところで、その行為そのものは、まぎれもない性行為。しかも男の上で淫らに腰を振り男を犯している女こそ、法曹のエリートである当番弁護士なのだから。
「すごいわね・・・」。
「ほんと。若いセックスって感じよね」。
「うん、あたしもう、アソコまで感じちゃって・・・」。
「あたしも・・・もうたまらない・・グッチョグチョになってる・・」。
周りの女達からも、淫蕩なフェロモンが沸き立ち、異様なムードがこの神聖な法廷の全てを覆い尽くし支配している。女達はめいめいに自分の胸やアソコに指を這わせ、そのフェロモンをさらに増幅させていく。
検察官だったふたりの女、玲子と麻美はいつのまにか二人で抱き合い、お互いの唇を重ね濃厚なキスを繰り返している。お互いの身体の弱点を知り尽くしている二人は、キスをしながらもお互いの身体を愛撫しあっている。そう、この二人の検事の絶妙な連係の鍵は、このレズ関係にあったのだ。
「ううっ・・・だめっ、ま、また出るっ・・・」。
男が再び、あまりの快感に耐えきれずに声を漏らすと共に、唯の口からもクライマックスを告げる歓喜の声が響いた。
「あっ・・・あああっ、だ、ためっ、いっ、いっちゃうーーーーっ」。
猛烈な腰の上下動と共に、若い二人の男女から同時に感極まった絶頂を告げるハーモニーがほとばしった。
「ああーーーーーっ、出、でるっうっっっっ」。
「あんっ、あんっ、もうだめぇっーーっ、いっちゃうーーーーーんっ」。
と、そして訪れる一瞬の静寂。
ふたり同時のクライマックス。しかしそのクライマックスの実態とは、実は天国と地獄ほどの違いがあったのだ。満足しきった表情の唯に対して、男の顔はさらに苦悶の表情を浮かべていた。
そう、根本を縛り付けられているため、射精がしたくても出来ない状態が続いているのだ。その辛さは・・。行き場のない精液が睾丸とペニスの間の細い精管内にたまり、男は快楽の主宰する無限地獄のさなかに迷い込まされていたのだ。
「ううっ・・もう・・だめだっっっっ。勘弁してぇっ・・・」。
男の口からふりしぼるような、悲痛な哀願の声が漏れ出す。しかし、いったん女達の欲望に火がついてしまった限りは、もはや男の願望がかなうと言うことはほぼ絶望言ってもいいだろう。
「はいっ、弁護士のセンセー。ささっ、すぐにどいてくださいな」。
「何よおっ、次はあたしでしょっ」。
「なによ、あたいが一番ペニちゃんの近くに陣取ってたんだから・・」。
「まうまあ、ヤリたいのはみんな同じでしょ。ここは公平にジャンケンしましょ」。
「あああんっ、待ち切れへんっ。うちは顔だけで、ええわっ」。
唯が男の身体から離れたとたんに、周りを取り囲んだ女達が一斉に男の身体に群がりだした。もはや遠慮のかけらも、女性特有の恥じらいもなにもなく、ただ自分の欲望にだけ忠実ににって・・。
「わあーーーっ、ご、ゴメンナサイ・・お願い、も、もうダメだから・・・ちょっと、あっ、さわらないで・・・。い、痛いんだからっ、もうダメ。た、助けてえっ!!」。
しかし男の悲鳴はたちまち女達の嬌声にかき消されてしまう。もはやアマゾネス達の洪水の中で男がどうなってしまうのか、それは想像することすらあまりに過酷な運命なのだ。
(いったんはこれで終了)
◆(参考)◆
性犯罪根絶法 第一条
この法律は、本邦内における婦女子の権利を保護し、両性の正常なる権利並びに規範を定め、またこの規範に違反したる者に対する罰則規定を定め、男女両性間における性差別行為の根絶をその目的とする。
同 第三十一条
詐術をもってみだりに複数の女性と性行為をなし、その女性をして精神的な苦痛を与えたる者、並びに女性の尊厳をいちじるしく冒涜したる者は、死刑または20年以上の羞恥刑に処す。
同 第四十八条
この法律によって適用する羞恥刑とは、本法律の定めるところの女性の権利を不当に侵害するおそれのある者に対し科する羞恥を伴う刑罰であり、その刑罰の執行期間内においては憲法に定められた基本的人権を剥奪する。またその者の矯正を目的として行われるため、その執行においては公開を原則とし衆人監視の下で行うものとする。
性犯罪根絶法施行規則 第八条
羞恥刑の執行においては、刑罰が確定してよりただちにその執行を行うことが出来る。また刑の執行においては、法律によって定められた執行官にとどまらず、希望する全ての女性にその権利が与えられなければならない。
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